留学体験談 (中国語圏)

2014年度 輔仁大学(台湾)

国際交流/Y. I. (交換・推薦留学)

 留学生活を終え高校生の頃からの夢を叶えることができたという達成感と色々な側面で成長できたという自信を持つことができました。留学開始直後は言葉や文化の壁で中々意思疎通を図ることができず、特に言葉の壁が原因で口論になってしまったこともありました。また授業も中国語で行われるものが多かったです。このようなこともあり留学条件の中国語検定3級だけでは足りないと実感し日本での事前準備をもっとするべきだったと後悔すると同時にもっと中国語を自ら使うように意識し語学力向上を目指しました。3か月を過ぎた頃から徐々に言葉を拾うことができるようになり、友人の力も借り学外の部屋を借りることができ、秋学期が始まると親しくなった友人に「中国語上手になったからこれからは中国語だけで会話をしよう」と言われるようになりました。他にも日本にいるゼミの同級生たちの勉強ぶりや就職活動のセミナーに参加している様子をSNSを通して見ていた時はとても不安に思うこともありましたが、台湾でできることに何があるのかを考え秋学期から言語センターと大学の授業を並行して受講したり、TOEICやTOCFL(華語文能力測検)といった資格を受けることに力を注ぎました。初めて親元を離れたことや見知らぬ土地でも居留ビザといった必要なものを取得するといった生活・行動力、不安の中でもそれを糧に行動する精神力、そして勿論語学力などが鍛えられたと私は感じています。これからは留学で学んだことをこれからの人生でどのように活かすかを考え就職活動や社会人生活に役立てたいと思います。

2014年度 輔仁大学(台湾)

国際交流/K. K. (交換・推薦留学)

「先生が言っていることが速すぎて全く聞き取れない」。私の留学生活は挫折とたくさんの不安な気持ちの中始まりました。4か月という短い時間の中でより充実した留学生活にするにはどのように授業を履修すべきなのか真剣に悩んだ末、私は大学の授業に並行して語学学校の授業を履修することに決めました。日中は大学の授業を5コマ、語学学校の授業を5コマ履修し、それに加えて留学生のために開校されている夜間のクラスを2コマ履修していました。毎日授業を受けていると少しずつではありますが、授業の方針や流れを理解し、落ち着いて先生の話を聞くことができるようになっていきました。
 留学生活は毎日が新しいことへの挑戦です。私はそのような生活の中で語学力はもちろんのこと自律性やチャレンジ精神など多くのものを得ることができました。特に勉強面に関しては留学経験のない台湾人学生が流暢な日本語を話している姿や、現地学生の勉強量の多さに当初は圧倒されていました。しかしこのままではいけない、留学生である私はもっともっと努力しなければならないと気づき、空き時間はできる限り図書館に通うようになりました。これも周囲の環境のお陰でわからないことがあればすぐに教えてくれる日本語学科の生徒、ルームメイトとチューターに心から感謝しています。最終的にテストでも満足のいく結果を残すことができ、努力すればその分結果は必ずついてくるということが確信へと変わりました。これからもさまざまなことに挑戦し、努力を続けたいと思います。
 生活面では、私は現地の学生一人とマカオからの留学生一人と一緒に学内の寮に住んでいました。同じアジア地域で育った私たちですが、やはりそれぞれの生活スタイルは異なります。広い視野を持ち、互いの価値観を尊重し、相手の立場にたって物事を捉え、考え、行動することの大切さを私はここで学びました。ルームメイトは二人とも日本語は全く分からない学生だったので、中国語使って会話をしていました。私の拙い中国語を彼女たちは一生懸命聞き取ってくれ、生活面だけでなく、勉強面でもわからないことや困ったことがあればいつでも助けてくれました。そんなルームメイトとは今でもほぼ毎日連絡を取り合う仲です。私はこの留学で何ものにも代えがたい貴重な出会いをすることができました。
 留学生活全体を振り返ってみて、私は多くの人に助けていただいたことで充実した留学生活を送ることができたと確信しています。今度は私が本学へ期待と希望を持って勉強しにくる留学生たちに少しでも恩返しができればと思います。

2014年度 輔仁大学(台湾)

国際交流/S. M. (交換・推薦留学)

 私は元々小さい頃から留学に憧れがありました。そして小学生の頃に父の仕事の関係で、上海で暮らしていたにも関わらず、日本人学校に通っていたために中国語を話せないまま帰国してしまったことを本帰国後ずっと後悔していました。また聖心に留学に来ていた輔仁大学の学生が優しかったので、元々台湾に対して良い印象を抱いていました。そこで、協定校の中に輔仁大学があると知り、中国語を極めようと留学を決意しました。
 大学の授業は、私は翻訳の授業を中心に1年生から4年生までの授業をまんべんなく取っていました。日本語学科の4学年全員がクラスメイトという環境はとても新鮮で、不思議な経験でした。台湾は日本よりもネット社会なため、授業においても多くのことがネット上で行われます。聖心とは異なるグループワークの話し合いや課題提出などの方法に、最初はとまどうこともありました。しかし、全体的にグループワークで行う授業がほとんどであったので、比較的友達作りもしやすく、気軽に尋ねることができ、すぐに馴染むことができました。また大学の本科の授業と同時に、外国人が中国語を学ぶための言語センターにも通っていました。中国語を共通語として、多国籍なクラスメイトとの授業は、中国語だけでなく、クラスメイトの国に対する理解も深まりました。
 生活面としては、元々語学力の向上が大きな動機だったため、日本人のルームメイトがいない寮を選択し、意識して中国語だけの空間に身を置くようにしていました。私の会話力の成長の大部分は、確実にルームメイト達のおかげです。前期は現地の学生2人、後期は中国大陸からの交換生2人と同室でした。地域による発音の違いや文化の違いなどに触れる中で、挨拶は私が教えた日本語で交わすなどと、毎日が異文化交流でした。その中で私は、自分は外国人であると割り切って、周りに素直に甘え、相手に言いたいことを素直に表現していました。そのため、文化の違いはあったものの、何の問題もなく過ごすことができました。嫌なことを互いに伝え、理解し、歩み寄る中で自然と仲が深まりました。また、こちらがとにかく話しかけていたので、先生方もルームメイトもクラスメイトも、懸命に聞き取ろうとしてくれました。そのため、失敗を恐れることなく挑戦することが叶い、より積極的になれていた気がします。食事は、学内の食堂以外にも学校の周りに学生街があるので、寮にキッチンがなくとも不自由することはありませんでした。食事も日本と比べて格段に安く、学校の近くに日本人が経営している日本料理屋さんもあったので、自分へのご褒美として食べに行っていました。学内にはジムやプールなどもありました。
 私の留学生活は、「とにかく周りに恵まれていた」の一言に尽きると思います。台湾人は元々人懐っこく、親日的で外国人に好意的な国民性なこともあり、少し頼れば全力で助けてくれます。時には突然中国語が伝わらない機会が増えたり、中国語の上達の実感が急になくなってしまったりなどと、困難にぶつかったこともありました。そうした時には周りに相談し、自分が納得できる解決策を講じ、乗り越えていました。そうした優しさや温かさに日々触れ、今まで出会ったことのないようなさまざまな人に出会い、いろいろな話を聞いたり、経験したりする中で、自然と以前より寛容的になった気がします。いつも全力で助けてもらっている分、頼られた時には、こちらも全力で応えたいと一人一人に丁寧に応対していく中で、多くの友人と信頼関係を築くことができました。時にはおそらく私の中国語が至らないせいで、直接的すぎる表現をしてしまい、傷つけてしまったことや困らせてしまったこともあったと思います。しかし、そんな私も含めて理解して受け入れてくれ、支えてくれました。多くの友人が私だけにと秘密を教えてくれたり、相談してくれたりなどと頼ってくれた機会が多く、互いに何でも言い合えるかけがえのない友人ができたと実感しています。会話の中で、政治に対する関心の高さや、異文化を受け入れる姿勢など、彼らから学んだことは数えきれません。日本や自分を客観的に見る機会も多かったように思います。この留学で得たものは多く、この選択は間違っていなかったと胸を張って言えます。限られた時間を後悔せずに済むように、毎日を意識して充実させてきました。それができたのも両親、台湾で出会った全ての方々、聖心の方々、日本の友人達のおかげです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この素敵な機会を一人でも多くの方に体験してもらいたいです。

2012年度 台湾:輔仁大学

2012年前期・後期交換留学 歴史社会学科 国際交流 M.S (交換・推薦留学)

 2年次に夏季海外語学研修に参加したことで、中国語だけでなく台湾についても更に知りたくなり、留学を決意しました。授業は現地の学生と共に受講したので、初めの頃は単語を聞き取ることで精一杯でした。また他の国の学生達が流暢な中国語を話していることや、日本へ行ったこともない現地の台湾人学生がとても流暢な日本語を使っていることに非常に驚き、焦りを感じたのを覚えています。しかしながら、拙い言語でも一生懸命に学び、表現しようとすることで意志疎通は可能であり、またそれらを暖かく受け入れてくれる人々がいること、交流を通じて言語の上達以上にたくさんの得るものがあったことを、一年間の留学期間を終了し振り返ってみて確信しています。

 輔仁大学は台北市外にありますが、交通の便にも恵まれた、国際色豊かで賑やかな学校です。非常にたくさんの留学生を受け入れており、同じ中国語圏である中国大陸からの留学生も毎学期100人程いました。授業はグループワークをするものが多く、中国語を使い様々な人々と交流や意見を交わし、課題制作や発表ができたことは刺激的な経験でした。
 前期は、日本語学科が開講しているものを中心に、日本政治や経済、台湾の日本統治時代史の授業を、後期は全学科開講である東アジア関係や国際関係系の授業を履修しました。英語力が落ちてしまうことが不安だったので、後期は英語か中国語しか使わない授業を中心に選択しました。ここでは中国語だけでなく英語も伸ばすことができる環境が整っており、向上心を持った人には素晴らしい環境であると言えます。
 留学生活は全てサポートされているわけではなく、寮や授業の手続き等は全て自分で行います。留学中も新しいこと、困ったこと、辛いこと等たくさんあり、どうすればいいのかと途方に暮れたこともありました。上手く言い返せなかったり、全く相手にされないことも、惨めな思いをすることもありました。けれども、留学生活に於いて困難とは必ず発生するものであり、それらを乗り越えたことは必ず自分の一部となり力となります。困難に直面した時も自分から働きかけ、発信し続けること、その時のベストを尽くすことにより少しずつであっても前進できるということを学ぶことができました。また、そのたびに友人や大学、街の人々などの多くの人々が手を貸し支えてくれたこともあり、人の優しさや暖かさを実感することもできました。かけがえのない友人達を得られたことは私の人生に於いての大きな財産になったと感じており、このような機会をくださった聖心の方々や日本の友人達、家族には感謝の気持ちでいっぱいです。

 現在、台湾と日本には正式な国交がありません。けれども経済や文化面での結び付きは非常に強く、街には日本語や、(台湾風)日式料理店が溢れています。基本的に台湾人は外国人に対し好意を持って接してくるのですが、日本に対しては特別な感情を抱いていると感じます。例えば、民間のニュースは日本の政権交代からアイドル、果ては些細な流行まで報道しますし、日本ドラマを1月遅れで放映したりと過敏だと思うくらいです。しかしながら、こんなにも日本に関心を寄せている台湾のことについて知っている日本人が果たしてどれだけいるのでしょうか。東日本大震災時には世界最高額の190億円以上の支援金を出してくれたこと、戦前は日本の植民地であったこと、中国とは違う言い回しの台湾華語を話し、原住民などのマイノリティ政策が進んでいて…。近年台湾への旅行客が増加していますが、留学をしながら現地の人たちとふれあい観察することで、ただ訪れるだけでは気付くことのできない数々の発見が有るはずです。

2011年度 台湾:輔仁大学

2011年度前期・後期留学 歴史社会学科国際交流専攻 3年 A・F (交換・推薦留学)

 私は両親の関係で小さい頃から家で中国語を使っていました。しかし話すことだけではなく、読み書き、さらには中国・中華文化や歴史を学んで、より深く中国について知りたいという思いから3年次の留学を決意しました。実際台湾では日本語学科の授業以外に歴史学科や全学科共通カリキュラムの授業を多く選択し、多分野に渡って幅広く学びました。最初は全て中国語で授業をすることに戸惑い、なかなかついていくことができませんでしたが、予習復習をしながら自分なりに理解を深める努力をしました。私は年に数回行われるIDEAサークル主催の留学生向けプログラムに参加し、台湾の農業体験をしたり、端午節には粽を作る体験をしました。そこでは参加したたくさんの外国人留学生と交流することができました。また11月には留学中の目標であったTOCFL高階級を受験し、無事合格することもできました。学寮での共同生活は私にとって初めてでした。常に他人がいる生活に初めは慣れないこともありましたが、同じ階には日本人留学生がいたので助け合ったり、寮友達が出来たり、毎週シスターと聖書のつどいをしたりと、楽しい寮生活を送ることができました。また週2回の語学センターでの授業では、主に当日の新聞記事を読むという高級クラスに所属しました。毎回読み応えのある記事ばかりで、少し難しいところはありましたがリーディングのいい勉強になりました。留学中、特に心に残ったことは友人と計画を立てて旅行をしたことです。自分たちで行く場所を決め、バスや電車を乗り継ぎ、ホテルを探し、地図を見ながら目的地まで行ったことは、慣れない場所で自分の語学力を試す絶好のチャンスにもなりました。たくさんの歴史に触れ、自然や文化を見ることができ、そして各地の名物を堪能でき、留学生活をより充実したものにすることができたと思います。
 私が考える留学生活は、ただ机に向かって一生懸命勉強することだけではなく、留学先の人と友達になり、たくさん交流していくなかでいろんなことを学ぶ良い機会だと思います。私は1年間、実質8か月という短い時間でしたが、本当にたくさんの思い出とかけがえのない友人を得られたと思います。留学中の良い経験も、苦い経験も、終わってしまえばすべて“留学の思い出”に変わります。留学は自分を見つめなおすいいチャンスでもあり、自分が成長できる大きな機会です。しかし限られた短い時間しかありません。あっという間に留学は終わってしまいます。少し高めに目標を定め、あとは思いっきり楽しんでください。皆さんが自分にとって納得のいく素晴らしい留学生活を送れることを願っています。

2011年度 台湾:輔仁大学

2011年度前期留学 歴史社会学科国際交流専攻 3年 C・I (交換・推薦留学)

 私は高校三年生のときに初めて台湾を訪れ、台湾に興味を持つようになりました。また、当時の私は中国語を話すことができず、残念な思いをしました。そのときから、中国語を使って台湾人と交流したいという夢ができました。
 輔仁大学では、日本語文学科に所属して授業をうけました。中華文化、中日翻訳、日本文化などの日本語学科の授業のほか、英語や歴史など、他の学科の授業もうけることができました。中国語で行われる授業についていくことは、とても大変でした。こちらの授業では、先生の講義をきいているだけというよりも、グループで意見を出し合い発表する形の授業が多いことが印象的でした。台湾の学生の考えを聞くことができ、たくさん刺激をうけました。
 そのほかに、言語センターで行われる夜間の中国語の授業をうけていました。はじめにテストがあり、自分のレベルにあったクラスに分けられます。他国からの留学生と一緒のクラスで勉強しました。単語やフレーズを学び、それを使って短い会話や劇を作るなど、日常会話に役立つ授業です。お見舞いや結婚式などの場面での会話やカードの書き方などについて学び、自分の国と比較しました。言語だけでなく、習慣やマナーなども学ぶことができました。
 また、日本語学科が行っているジャパニーズコーナーという活動に参加させていただきました。日本語を学んでいる台湾人の学生さん達に、日本のことを紹介します。自分の国のことであるのに、詳しく知らなかったことも多く、日本の良さを再発見できました。そして、台湾人から見た日本の姿について知ることができ、とても興味深かったです。
 輔仁大学での半年間は本当にあっという間でしたが、充実した日々を送ることができました。留学をしていなかったらできなかった貴重な経験をたくさんしました。台湾で得たことをこれからに活かしていきたいです。また、素敵な出会いがたくさんありました。私の留学生活を支えてくださった全ての方に感謝いたします。

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