留学体験談 (イギリス・オーストラリア)

2012年度 イギリス:ローハンプトン大学

2012年後期 英語英文学科 M.T. (交換・推薦留学)

 3年次の後期、中学3年の頃から夢であったイギリスへの留学をさせて頂けることになり、初めてのことに不安を抱きながらも嬉しくてたまりませんでした。
 学期は9月末の始まりでしたが、4週間のPre-Sessional Englishというアカデミックな英語力をつけるクラスのため8月初旬にロンドンへ発ちました。クラスは月曜から金曜まで1日3コマで9時から16時まであり、院生と学部生に分かれて、Reading、Writing、Listening & Speaking、Academic Vocabularyの他、自分で決めたテーマでエッセイを書くExtended Essayのクラスを受講します。この4週間は、クラスに出席する非英語圏の留学生と同じ寮に住んでいたので、一緒に料理やお菓子作りをしたり、エッセイの進み具合や日々の出来事の分かち合いをしていました。留学に来て嬉しくて楽しいことだけではなく、悲しかったことや苦しかったことも皆で話して分かち合い、最後は歌ったり笑ったりしていつのまにか元気になっていました。良い仲間と共に学ぶことができたからこそ、勉学へのやる気も更に高まり、且つ、生活面でも充実した日々を送れたのだと思います。
 9月初旬にPre-Sessionalの最終試験があり、数日の休暇を経て、留学生のためのオリエンテーションが始まります。学期が始まる前に仮の履修登録が行われ、2週間の間のみ変更可能です。5つ取ろうとしたところ4つでも多いと言われたため、残念でしたが一つ削って週3日4つの授業を取りました。シェイクスピアからアフラ・ベーンまでの演劇作品におけるジェンダー学を学ぶクラス(Staging Gender : Shakespeare to Behn, 3年向け)、ずっと興味のあったロマン派詩のクラス(Early Romantic Period, 2年向け)の二つ、留学生向けに特別開講されている科目からは、実際に毎週観劇してロンドンと演劇について学ぶクラス(Introduction to London Stage)、そして物語や詩、脚本、自伝など様々な創作をするCreative Writing学科で新入生が必修のLife Writingというクラスの4つです。
 ローハンプトン大学への留学生はノルウェー出身者が一番多く、それにアメリカと続き、留学生といえど英語圏出身あるいは英語がネイティブ並みの人が多く、演劇のクラスでも私とノルウェーの女の子の他は全員アメリカ出身でした。他の授業でのイギリス英語からのアメリカ英語への耳の切り替えには初めは時間がかかりましたが、そのうちその音の違いを楽しむことが出来るようになりました。
 留学中は書くことが本当に多く、最初から最後までいつも心にはエッセイのことがありましたが、黙っていても書く機会はいつでも来る反面、自分から話さなければ発言の機会は殆ど来ないのだということを痛感しました。学期が始まって半月経った頃、大学でも寮でも一言も発さずに一日が過ぎてしまうことがあり、このままでは何も話さずに終わるのではないかと悲しくなったのです。違うことを始めてみようと思い、隣町の教会へ通うようになりました。教会のお母さんお父さん方や、小さな子供達と会話するうち、大学でも緊張せずに発言が出来るようになりました。ミサ後のお茶会のために毎週クッキーを持っていくようになり、土曜日にいつも寮の台所でクッキーを焼いていたためフラットメイトとの会話も増え、大学生活が充実したものになったと思います。
 渡英前は不安なことが多く、渡英してからも悲しかったことや難しいことも沢山ありましたが、嬉しかったことや幸せだったことはそれらを大きく上回っていて、本当に良い経験となりました。毎日が挑戦の連続であり、感謝の連続でもありました。

2011年度 サセックス大学(イギリス)

人間関係/R.K. (認定留学)

 私は2011年4月から9月までの半年間、休学してイギリス/ブライトンにあるUniversity of Sussex大学にある語学センターで語学や論文の書き方、プレゼンテーションの仕方等、学部の授業を受けるにあたって必要なスキルを学びました。
 そして10月から半年間認定留学として同大学の学部の授業を受けました。主に国際政治学とメディアの授業を履修しました。授業はレクチャーとセミナーで構成されていて、レクチャーで教授の講義を聴いた後、10人程の少人数から成るセミナーでレクチャーから学んだことについて更に深く議論します。セミナーではとにかく自分の意見を発表することが求められるのですが、最初の方はなかなか意見を言い出すことができず苦戦しました。こちらの学生は先生にあてられたから発言するというだけでなく、疑問や意見があるときには自ら発言をするので、そのタイミングをつかむのにも時間がかかりました。またセミナーに向けて毎回リーディングの課題がでるのですが、それもかなりの量があり日頃から図書館に遅くまで残り勉強していました。加えてこちらの学生は勉強に対するモチベーションがすごく高いため、周りに良い刺激を受けながら、私も課題に取り組むことができました。評価は主にターム終わりに課されるエッセイやプレゼンテーションで評価されるのですが、エッセイの書き方等は前半に学んだ基礎が非常に役に立ったと感じています。
 最初の半年間はホームステイをし、後半の半年間はキャンパスの寮に住んでいました。ホームステイ先はベジタリアンの家庭で健康的な食生活を送ることが出来ました。本当に素敵なホストファミリーに出会えて、寮に引っ越してからもクリスマスやなにかイベントのある時は食事に招待してくれたりショートトリップに誘ってくれたりと、ホームステイ期間が終わってからも親交を深めることができました。友達も多く出来て、勉強だけでなく色々な経験ができたと実感しています。

2010年度 オーストラリア:オーストラリア・カトリック大学

2010年度前期・後期留学 英語英文学科英語英文学専攻 3年 A・H (交換・推薦留学)

 私はオーストラリア・カトリック大学のブリスベンキャンパスで1年間の留学生活を過ごしました。ブリスベンはシドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第三の都市と言われ、街と自然とを両方楽しむことのできる恵まれた環境から人気のある街です。オーストラリア・カトリック大学はブリスベンにある他の大学と比べると大学の規模はそれ程大きくなく、大学全体がアットホームな雰囲気でした。
大学では英文学の授業を中心としてコミュニケーション、豪史の授業を履修しました。英文学の授業には現地生あるいは英語圏からの留学生しかおらず、私は母語が英語ではない唯一の存在でした。そのため人一倍プレッシャーを強く感じ、特にチュートリアルというディスカッションの授業では落ち込むことばかりでした。しかし、このままではいけないと思い、その不安な気持ちを教授に打ち明けてみたところ、喜んでサポートするからいつでも相談に来なさい、と勇気付けて下さいました。それがきっかけで、その後は隣の席に座っている現地生に授業でわからなかったところを質問したり、教授にエッセイの課題の相談に行ったりと自分からサポートを求めるように行動し、勉強を乗り切ることができました。
留学開始から始めの3ヶ月間はホームステイをしました。ホストファミリーとはとても仲良くさせていただき、週末には一緒にビーチへ行ったり、親戚同士集まってバーベキューをしたり、オーストラリアの家庭ならではの日々を過ごすことができました。その後はホストマザーの健康上の問題から同大学に通う留学生の住むシェアハウスへ移りました。引っ越した時は中国人が2人、韓国人が1人住んでおり、その後チリ人、別の中国人が来て様々な出会いがありました。このシェアハウスで過ごした日々は、毎日が国際交流でした。お互いの文化を共有し、言語を教え合い、時には各自自国の料理を作ってパーティーをしたこともありました。また、シェアメイトと一緒にシドニー、エアーズロック、バイロンベイ等へ旅行に行くなど多くの時を共にしました。住む場所も一緒に住む人も変わり、一定の環境ではありませんでしたが、それがとても刺激的で醍醐味であったと思います。
1年間で1番思い出に残っていることは、大学でMcAuley United Clubというインターナショナルクラブの設立に関わったことです。ブリスベンキャンパスではクラブ活動があまり盛んではなく、課外活動における留学生同士の交流の場が他のキャンパスに比べて少ないのが現状でした。そこで、国際センターの方の呼びかけにより各国からの留学生数人が集まり、留学生にとってより良い環境を提供できるようにクラブを創設しました。毎週行われるミーティングでは、クラブの方針、プロモーション方法などを皆で話し合い、交流イベントとしてバーベキューパーティーやサッカー観戦、ゴールドコーストツアーの企画もしました。様々なバックグラウンドを持った学生と交流できるとても有意義な場ですので、今後この大学へ留学する方にこのクラブに興味を持っていただけたら嬉しく思います。
留学は決して楽なことではありませんが、能動的に過ごせばその分達成感を得ることが出来ます。私も始めは消極的で縮こまっていましたが、自分から積極的に行動するようになった結果、より多くの経験を吸収することができ、とても充実した日々を過ごすことができました。今ではこの1年間は自分を大きく成長させた非常に有意義な体験であったと自信を持って言えます。

2010年度 イギリス:ローハンプトン大学

2010年度後期留学 英語英文学科英語英文学専攻 3年 Y・O (交換・推薦留学)

 私は3年生の後期に約4ヵ月間、ロンドンにあるロ―ハンプトン大学に留学しました。日本での後期にあたる秋学期は9月末に始まるのですが、私はその前に夏休みの間に行われる4週間のPre-sessional courseというクラスから始めることにしました。Pre-sessional courseとは留学生のためのアカデミックイングリッシュを学ぶクラスで、大学で授業を受けるにあたってリーディングやライティングなどを練習します。この時からすでに課題に追われる日々を送っていたのですが、ここで各国からのクラスメイトととても仲良くなり、その後も一緒に出かけたり時には語り合ったりするくらいの仲になりました。
それを終えてしばらくしてからオリエンテーションが開かれ大学の授業が始まりますが、この大学は留学生の割合がとても多く、私のように半年のために来た学生も沢山いました。留学生は学年・専攻など関係なく授業を選ぶことができるので、私は日本で勉強していたことに関連したメディアと言語学についての授業を3つと、簡単なフランス語の授業を選びました。1コマ3時間と授業時間は長いもののコマ数自体は少ないので休みの日もあったのですが、毎週授業準備のためのリーディングや復習にかなり時間がかかるのでなかなか大変で、留学生だから丁寧に説明してもらえるということもないので、現地の学生について行くのに必死でした。私が選んだのはどれも20〜30人の小規模なクラスだったので発言も自由に出来る雰囲気で、先生に直接質問したり個人的に課題について相談する時間を取っていただいたりすることも出来ました。ただ授業に慣れてきたころに今度は課題の提出がやってきて、普段の授業準備に加えて試験代わりのエッセイを書かなければならず、図書館に通っては本を選びながらパソコンの前に座って一日を過ごすこともしばしばでした。
 忙しいながらももちろん週末にはバスと地下鉄を使って一時間程度かけてロンドンの中心まで出かけたり、寮で友達と一緒に食事を作ったりして楽しく過ごしました。ロ―ハンプトン大学のキャンパスは緑が多く毎日リスを見かけるような自然にあふれた所なので、私はキャンパス内の寮に滞在していましたが、たとえ外に出かけなくても軽く散歩ができるような気持ちのいい場所です。また、通常の学生のように部活のようなアクティビティに参加することも選べるので、もし自分の好きなことが見つかったら勉強ばかりでなくそのような活動で息抜きも出来ます。
 日本の後期は1月まで続くのに対してロ―ハンプトンでの授業は12月に終了してしまうため、授業があっという間に終わってしまったのは残念でしたが、語学のための留学ではなく興味のある分野で日本語を使って学ぶのと同じくらい深い勉強が出来たこと、そして今までになく必死に勉強出来たことはとても良い経験になったと思います。最初の一カ月ほどを思い出すと、一人で初めて渡英して右も左も分からず新しい生活に慣れるまでにも色々と大変だったのはもちろん、渡英するまでの準備の時点でも国際センターの方も手伝って下さいますが、メールでのやりとりなど初めてトライすることが沢山ありました。それでも今はここまで頑張って良かったと感じているだけでなく、カルチャーショックなども含めて色々な経験が自分にとってプラスになっているように思います。日本で勉強する代わりに留学しながら単位を取ることができるというせっかくの機会を活かして、短い期間ではありますが少しでも多くの人にローハンプトンでの留学にチャレンジしてほしいと思います。

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