留学体験談 (仏語圏)

2017年度 リヨン・カトリック大学(フランス)

国際交流/K.K(交換・推薦留学)

 この1年間を通して本当にたくさんのことを学びました。最初にフランス語の習得から始まり、寮での一人暮らし、フランスでの環境や生活に慣れること、人々との関わりなど真新しいことも多くて、ついて行くのが大変な部分は少なからずありましたが、その全てが自分を引き上げてくれ、自分自身がこれから生きて行く糧になったと思います。

2017年度 リヨン・カトリック大学(フランス)

国際交流/S.K(交換・推薦留学)

 海外の異なる環境や生活に慣れるまで半年程かかりましたが、毎日フランス語での授業を受け、クラスメイトとフランス語でお喋りすることでフランス語力は徐々に上がっていき、友達も少しずつ増えていきました。また日本にいる時とは違うコミュニティで様々な人たちと出会うことで、自分がどういう人間であるか見つめ直すことができましたし、日本で私を支えてくれていた家族、友達の存在の大きさ、大切さに気付くことができました。さらに大きな視野を持つことで、気付いたこともあります。例えば日本人は自分の気持ちを伝えることよりも相手の気持ちを感じ取ったり、空気を読んだりすることを大切にしています。反対にフランス人は物事に対してはっきりとした意見を持ち、それを相手に伝えることを大切にします。それは日常のちょっとしたことから時事問題まで全てにおいてです。またフランスは日本以上に挨拶や友達とのコミュニケーションを大切にします。フランスを知ると同時に日本の良いところに気付くこともできました。

2017年度 リヨン・カトリック大学(フランス)

哲学/N.T(交換・推薦留学)

 リヨン・カトリック大学で私は、幅広い年齢層と様々な国籍の学生と出会うことができました。その国際性豊かな学生と共に、授業では移民問題、環境問題、教育問題など、様々な現代の社会が抱える問題にふれ、あらゆる視点から分析し、思考し、意見交換をするという機会がいつもありました。その中で、各々の国の事情を聞くことができた一方で、日本の社会問題や宗教などについて聞かれることも多くありました。そのため特に10月からの授業では、日本人が私一人であったため、日本を代表しているように感じ、無知であったり、間違った情報を伝えたりしないようにと、常に日本に関することに対しても心掛けていました。また授業を通して、自分の意見を持つことの大切さを学びました。議論好きが多いフランスでは、様々な視点から考えた上で、なぜそのような意見 に辿り着いたのかという思考の過程を大切にしており、自分の意見をしっかり持っていないと、その輪に入ることがとても難しいです。 そのため授業では、その力を身につけるため、色々な問題を取り上げ、あらゆる視点から考察し、自分の意見をまとめるという練習を何度もすることができ、毎日刺激的な授業を受けることができました。

2016年度 リヨン・カトリック大学(フランス)

国際交流/H.S(交換・推薦留学)

 この一年間で分かったことの中でこれから留学しようと考えている人へ伝えることがあるとすれば、とにかく自分から行動すること、やりたいと思ったことはできるだけ早く手を付けること。積極的に出かけて、人と接する、話をすることで世界は無限に広がっていくし、一人で長い時間を過ごすのはもったいないと考えるようになりました。留学して本当に良かったです。

2016年度 リヨン・カトリック大学(フランス)

国際交流/H.S(交換・推薦留学)

 ILCFの授業は1日4時間の(月火木金)語学の授業とアトリエ(水)があり、語学のクラスの子とは一緒に過ごす時間が長いのですぐに友達になれますが、アトリエでのクラスメイトとは週に1回しか会う機会がないのですぐに友達になるのは難しかったのですが自分とは異なるレベルの学生と話す良い機会になったり、語学だけでなくフランス視点での様々な授業が展開されていてとても有意義な時間になりました。

2016年度 リヨン・カトリック大学(フランス)

国際交流/S.U(交換・推薦留学)

 授業は、1クラスに20人前後の人数で構成されており、先生が生徒1人1人に平等に発言する機会を与えてくれたため、積極的に授業に参加することができ、また質問しやすい環境でした。しかし、テストは毎週のようにあり、日々の予習復習が大変でした。生活面に関しては、初めての寮生活だったこともあり、お風呂やトイレ、キッチンが共同であることに最初は戸惑いを感じましたが、時間が経つにつれ、自然と慣れていきました。寮の担当者の方々の手厚いサポートにより、寮では快適に生活することが出来ました。また、寮で行われるイベントや共同キッチンで様々な国籍の学生と出会うこともでき、お互いの国の文化や料理を紹介し合う場も多く、たくさんの友達も作ることが出来ました。

2016年度 リヨン・カトリック大学(フランス)

初等教育/M.I(交換・推薦留学)

 多くの学びの中でも私が最も有意義であったと思うことは、自分の中にある「差別意識」というものを少しは認識出来るようになったことです。日本ではなかなかありませんが、フランスに限らずヨーロッパの国々ではアジア人であることは時々差別の対象となります。暴言を突然道で言われ、不親切な対応を取られることもあります。そうした環境の中で他者を見て私は改めて自分の姿も見つめ直すことができました。例えば日本にいる時でも「外国人」の方に対して自分がどのように振舞っていたでしょうか。その「外国人」がヨーロッパ系の顔立ちでなく「中国人」でも同じような振る舞い方を私はしていたのでしょうか。こちらに来てホストファミリーに教えて頂いて初めて知ったのですが、中国の一部の地域では食事中に口を開けて音をたてる事が料理を作った人に対して「美味しい」ということを伝えるマナーの文化や、アフリカの一部の地域では食後のゲップが「食事に満足しました」という印となる文化もあるそうです。私はそのような異文化を知らないがゆえに自分の価値観で異文化の方と交流し差別してしまっていたと気づくことができました。

2015年度 リヨン・カトリック大学(フランス)

哲学/Y.F(交換・推薦留学)

 私は大学3年の1年間、リヨン・カトリック大学のILCFに通いました。
留学審査に合格してからは、春出発でフランスに行くのが私1人だったので、不安に感じる事が沢山ありましたが、現地に着いてみたら、ホストファミリーも、大学の先生や友達も皆とても親切で優しく、聞けばとても丁寧に教えてくれる方達ばかりだったので、安心して留学生活をスタートできました。
 授業はそれぞれレベル別にクラスが分かれて行われ、最初は苦労しました。しかし、さまざまな教員から学び、諸外国の学生と一緒に授業を受ける事を通して、日本だけでフランス語を勉強している時は気がつかなかった自分の語学力に欠けている部分を沢山発見でき、それを踏まえて勉強できたことが、留学して良かったと思う点です。
 ホームステイでは、様々な場所や行事に連れて行っていただき、沢山の方と知り合う事ができました。イベントを通してフランスならではの過ごし方やフランスの文化に触れられて、ホームステイを選んで良かったと心から思っています。また、フランス語を日常生活で沢山話す機会が多いので、会話の上達に繋がったと思います。
 大学では、世界中どこへ行っても案内してもらえるのではないかと思うくらい、沢山友達ができ、知らなかった文化にも触れる事ができました。違う国の友達同士の会話は共通語のフランス語でした。友達とはパーティーを開いたり、一緒にご飯を食べに行ったり映画を観たり、長い休みには一緒に旅行しました。授業で苦労した時はお互い助け合い、遊ぶ時は本当に楽しく、素敵な友達に恵まれていたと思います。
 この1年間の留学を通して、フランス語の語学面はもちろんのこと、精神面、人間性の面でも沢山の刺激を受け、自分自身が変化し、成長する事ができた、中身の濃い充実した1年間だったと感じています。

2015年度 リヨン・カトリック大学(フランス)

国際交流/Y.I(交換・推薦留学)

 大学2年生の夏に旅行で初めてパリを訪れました。1週間という短期滞在だった為、自分の語学力向上やフランスの文化をもっと知りたいと思い留学審査をうけました。合格したものの、リヨン・カトリック大学やホームステイ先とのコンタクト、授業料の海外送金、VISAの取得などを出発までにしなければならず、全てが初めてでわからない事だらけでした。 準備万端とは言える状態ではありませんでしたが、私のフランスでの生活が始まりました。現地での生活は初回の授業教室を間違えたり、テロの発生、日本とは衛生状態の違うフランスで虫に刺され化膿したり、予期せぬハプニングでいっぱいでした。語学力の無さで自分に苛立つ事もありましたが、フランス語でのコミュニケーションが成り立つと自信に繋がりました。また、フランス人が家族を大切にする面や相手を思いやる一言を発する習慣(BonjourやBonne journée)に心が温まりました。キリスト教が根付いている生活が、私にとってとても魅力的でした。 これから留学をしようと考えている方、臆せず、やってみたい!と思う自分の気持ちに従って前に進んでみてください。 私は半年間、家族や大切な人たちと離れ、たった一人での生活では常に何らかの不安を感じておりましたが、語学の上達だけでなく精神面、生活力、問題解決能力など今後の生活に欠かせない力を養う事が出来ました。また、多くの人との出会いや価値観の共有により、このような人物になりたいと思う理想像形成の機会にもなりました。  フランス留学で得た多くの出会いや経験はわたしの人生の財産になったと思います。最後にフランスでの生活をサポートしてくれたホストファミリーや大学の先生、友人そして日本の家族に感謝します。

2015年度 INALCO(フランス国立東洋言語文化大学)(フランス)

国際交流/T.F(交換・推薦留学)

 INALCOでは日本学部に所属し、フランス人の学生と同じように授業を選択し、受講することができます。日本とは授業の進め方が違い、プリントやスライドを使用する先生は殆どいません。口頭での説明となるので、最初はその進むスピードに追いつけず苦労しました。けれども、分からない所やメモし損ねた所を周りの学生に聞くことをきっかけに友達も沢山できました。日本学部の学生達は、日本に興味を持っているので接しやすく、日本人の考え方を理解してくれるのでとても良い環境です。それに加えて、留学生を対象としたフランス語の授業も充実しており、初心者クラスから上級者クラスまであるので、自分に合ったレベルで学ぶことができます。フランスの大学でもこういった制度は珍しいらしく、他大学に留学していた日本人学生が先生に個人的に許可をとって参加していました。日本人だけでなく、ヨーロッパ中から来た留学生も一緒に受けるので、様々な国の人たちと話ができるのも魅力だと思いました。
 また、INALCOには「交換授業」という制度がありました。日本人1人に対してフランス人2人とパートナーを組み、授業の合間にフランス語1時間、日本語1時間と決めて自主的に勉強していくというものです。参加するフランス人の学生達は成績や事前の面接で選ばれた人達なので、勉強に対して意欲があり、交換授業はとても充実した時間でした。私はパートナーと翻訳の授業も一緒だったので、その課題を一緒に行っていました。その他にも漢字を教えたり、フランス語会話の独特な表現を学んだりもできました。今では一番仲が良く、今でも連絡を取り合っています。
 休みの日は、パーティーをよくしました。私が住んでいた寮には広い共用キッチンがあったので、そこに同期の留学生とINALCOの友達を呼んで、日本食を振舞ったり、夏の暖かい時期だと、公園でピクニックをしたりしました。フランスではパーティーに友達の友達を連れてくる習慣があるので、そこで人との繋がりが増えますし、フランス人は論議が好きなので、パーティー中ひとつのテーマで何時間も話します。私はそういった人と人との壁が薄いところや、会話をすることを大切にしている文化がとても好きでした。
 パリには世界中から様々な人が仕事をするために集まります。その中には日本人も勿論いて、そんな彼らとたまたま居合わせたバーでフランクに対話できるのも、フランスの習慣のお陰だと思いました。 INALCOの環境やフランス人学生の勉強に対する姿勢、またフランスの文化、習慣から学べたことは私の人生にとても影響を与えました。

2013年度 フランス国立東洋言語文化大学(フランス)

国際交流/Y.T. (交換・推薦留学)

 まず留学前からの目標の一つであったトルコ語と英語を半年間履修し、単位を取得することができた。フランス語もままならない状態でさらにトルコ語を学ぶことに不安はあったが、授業の内容を全てフランス語で理解することで、フランス語の上達にも大いにつながったと思う。日本ではマイナーである言語を扱っているイナルコならではの経験だった。英語に関しては、日本のように文法を中心に地道に講義をするのではなく、雑誌の記事のような長文を制限時間内に黙読しその後ディスカッションをするという、私には少し厳しいものだった。しかし長文を短時間で読む訓練を毎週したためか、結果的にフランス語の文章を読む速度も少し上がったように感じた。
 フランス語の授業では、クラスの人数が多く国籍も多種多様な分、様々な立場からの政治や宗教に関する意見を聞くことができて興味深かった。一番上のクラスでは、ほとんどがヨーロッパからの学生だったので、レベルの違いに落ち込むこともあったが、毎週皆の前で話したり、プレゼンテーションをするなど、彼らの中に混ざって学ぶことで常に刺激され、モチベーションの維持につながった。特に表現(Expression orale, ecrite)の授業では毎週課題が出され、丁寧に添削されて返ってくるので、続けることで自分のフランス語力のわずかな変化にも敏感に気付くようになった。モーパッサンやカミュなどの文学作品が授業で扱われていたので、日常会話だけではあまり覚えることのない、文語的な表現を覚えるとても良い機会だった。
 日本学部では、和文仏訳(Version)、仏文和訳(Redaction)、大衆文化、知識人史などの授業を履修していた。翻訳の授業、特に仏文和訳は、テキストの内容が日本語でもあまりなじみのないものである上、要約しなければならないので日本語力を非常に問われるものであった。外国語のレベルを上げるには母国語力の高さも必要とされることを毎回痛感していた。大衆文化の授業で扱われた大衆演劇は大変面白く、日本の昔話もテキストの一つだったので、日仏文化を比較するにあたってまさに学びたいことがつまった、母国の文化の素晴らしさに改めて気付かされる授業だった。日本語を学ぶフランス人との交流や、日本の文化や言語をフランス人の視点から客観的に学んだことで、日本という自分の生まれた国を見つめ直す貴重な機会となった。
 そして何よりも、週三回の交換授業は大変役に立った。これは日本人留学生にフランス人学生がパートナーとしてつき、日本語とフランス語を教えあうというものであるが、日常会話で必要な表現を教えてもらったり、レポートを添削してもらったりした。こちらが日本語を教える場合も、普段特に意識せず使っている母語を論理的に説明することに苦労したり、日本語に改めて向き合う良い機会になった。また交換授業のパートナーとは、プライベートでも映画を観に行ったり、一緒に食事をとったりと、今では欠かせない存在になった。この一年間だけでなく、この先も長く交流することになるであろう友達を作ることができたのは、フランス生活で得た大きな財産の一つであると思う。留学する前、私はクラシックバレエ、馬、絵画に関心があると書いていたが、芸術の都であるパリを存分に満喫し、バレエの公演には5回ほど足を運んだ。またこちらでも乗馬を始め、日本にはあまりない乗馬や馬術に関する資料も手に入れることができ、ソミュールの国立乗馬学校を訪ねたことも相まって馬文化への関心がより一層高まった。
 一人で異国の地にいる孤独感に加え、途中マリへの軍隊派遣やアルジェリアの事件などの影響もあり、不安になることも多い日々だったが、それも含めて私にとって大いに成長の一年となった。この一年間で学んだことをこの先、日本に帰ってからの人生に活かしていきたいと思う。

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