留学体験談 (アメリカ)

2014年度 サンタクララ大学(アメリカ)

英語英文学/S. K. (交換・推薦留学)

 青い空、たくさんのヤシの木、ロングボードで教室に向かう学生など、まさに想像していたカリフォルニアらしい雰囲気の中で勉強に励んだこの一年は、新鮮で毎日が充実したものでした。数えきれないほど多くのことを学びましたが、その中で最も印象に残ったことは授業スタイル、コミュニケーションや最新技術、西洋文化についてです。
 まず、アメリカの授業スタイルに感銘を受けました。アメリカの授業では教授が学生の興味を惹く最新のポップカルチャーなどの話を取り入れ生徒と会話をするかのように授業を進行し、また生徒はそれに応えるように、意見を交換し合い、皆で授業を活性化させながら学びます。わたしも当然その会話に参加するため、授業の予習復習はもちろん、授業中の教授や生徒の話についていくため必死に勉強しましたが、他者の意見を聞きながら、自分の考えと比べたり、皆が納得するような発言ができるように深い案を考えたりすることで、勉強とは面白いものであると感じることができました。基礎を学ぶことは退屈で忍耐を要しますが、インプットして学んだことを発展させて「将来社会はこう動くのではないか?」など、自問自答したり考察、議論したりするところに勉強の醍醐味があることをアメリカの授業で実感しました。  また、コミュニケーションの授業を多く取っていたため、最新技術やPR、テレビ制作など実利的な内容を学びました。どの授業内容も論理的で新しいものばかりで、課題においても、授業内容に基づいて架空企業を建て商品を開発したり、プレゼンテーションをしたり、動画製作を行ったりと、ただ暗記するのではなく、今すぐ実践してみるものが多く、自身の将来に役に立つものばかりでした。特に大学はシリコンバレーにあり、映画製作で有名なロサンジェルスも近いので、最新技術やメディアについて熟知し、その分野にビジネスで関わっている教授も多く学生も熱心で、夢や希望に溢れていて刺激があり、自らの力で新しいものを作ることができるのだということに気づかされました。
 また、西洋文化の力の大きさを感じました。特にメディアの世界では、アメリカ文化は全世界に広まっており、その背景には、製作費用を多く持っている分、魅力的な作品を作ることができたり、目に見えない部分で人種への固定観念を植え付けていたりするという力が働いていることを知り、日本人として悔しい気持ちも芽生え、日本の素敵な文化をPRしていきたいと思いました。
 また、大学では様々な行事を行っており、それを通して人間関係を育むことができ、肌でアメリカ文化に触れる良い機会でした。この留学を通して、整った設備、また素晴らしい環境の中、日本とは違う新しいものに触れ、自分自身や将来をもう一度見直す素敵な経験をさせていただくことができました。

2014年度 カリフォルニア大学デイビス校

英語英文学科/N. O. (交換・推薦留学)

 カリフォルニア大学デイビス校で過ごした一年は私にとって一生忘れることのない、とても大切な経験・思い出になりました。私が留学しようと思ったきっかけは幼い頃アメリカに住んでいたのもあって長年の夢であり、英語を使って専攻の専門的知識を深めたいと思ったからでした。しかし、いざ留学してみると目標にしていたこと以上に+αで得られたことは沢山ありました。
 デイビスに来た当初、授業で先生が話していることを完璧に聞き取れなかったため録音したり、教授に会いに行って授業内容について質問したり、朝早くから夜遅くまで勉強するという必死な毎日でした。正直、日本と比べて短期間で学ぶ量が多いので大変でしたし、逃げ出したくなる時もありましたが、一つのクォーターを終えるごとに慣れていき、だんだんやりがいを感じられるようになりました。何より困っているときにクラスの友人や教授といった、周りの方々が手を差し伸べて助けて下さったので本当にありがたかったです。
 勉強以外にも様々なものや人に出会い、刺激を受けました。デイビスは大規模な大学なので年齢や国籍はもちろん、生まれ育った環境やアイデンティティなど多種多様な学生でいっぱいでした。また、一人ひとり自分の意見を強く持っているため、日々自分とは違う見方を知り、刺激を受ける毎日でした。出会った人々のほかに、様々な場所に旅行をし、そこからも新しいことを発見したり、吸収したりしました。この留学の間にカリフォルニア内はもちろん、ボストンやフランスなど訪れ、違う環境や文化に触れあうことによって1人の人として経験値を上げることが出来たと思います。
 最後に、私にとってデイビスでの留学は自分自身を見つめなおす良い機会になりました。デイビスで一年を通して専攻の授業を取り続けたことで、さらに専攻の音声学が好きになりましたし、専攻以外の授業もとることで知識も増えたと思います。特にデイビスは自然が多く、教育環境も整っていて、そしてアメリカ有数の大学のため意欲を持った学生が多く、勉強するには最適な場所でした。
 そして三年生の一年間を日本以外で過ごし、様々なことから刺激を受けたり、影響されたりすることでこれからどのような人になりたいかを深く考えらえました。私は留学をするチャンスを頂けたこと、この留学を通して関わってくださった人々、全てに感謝しています。

2014年度 カリフォルニア大学デイビス校

哲学科/A. T. (交換・推薦留学)

 2015年3月13日をもちまして、1年間のカリフォルニア大学デイビス校(以下UC Davis)推薦留学を修了いたしました。美学・芸術学ならびに宗教学を専攻が専攻として存在するUC Davisにおいて、当初の目的どおりこれらの分野におけるより専門的な知識を身につけることが出来ました。加えて、今回の留学は現在の教育とグローバル社会を台頭するアメリカの現状や文化的側面についてもアメリカ人学生との共同生活と交流、そして様々な文化体験を通して学ぶ素晴らしい機会となりました。さらに、今回の留学の意義とは、学問的な知識の習得と異文化体験のみならず、積極性、自立した精神、そして世界に通用するリーダーシップ能力を培うことにも見出されると考えます。
 アメリカ、ならびにUC Davisに関して具体的な知識のない春学期は、勉学・生活面において非常に不安定であったと思います。語学留学ではないため英語力において不足を感じることはありませんでしたが、学習内容の高度な専門性と課題の膨大さを目の当たりにし、終盤には体調を崩すほど疲弊させられました。特に、春学期に履修した宗教学こそが生活と健康管理に支障をきたした原因であるといえますが、この授業を通して宗教の発生とメカニズム、社会的役割について深く学び得た知識は、多岐に渡って応用が出来るものであり、生涯において意義のあるものであると考えます。この授業を通して学んだ最も重要な事とは、宗教とは社会の投影であるということです。これは、宗教学研究とは社会学や政治学など幅広い分野の専門的な知識を要するものであり、また宗教的思想は全ての領域に影響を及ぼすものであるということを示します。加えて、アメリカ合衆国という国についての知識を深めるため、アメリカ文化学を履修しましたが、この授業を通してアメリカ合衆国の市民の定義、人種の定義について学び、アメリカのみならず文化を学ぶにはどの様なアプローチが必要であるかを学びました。
 留学における学業生活において、非常に大切であるのは教授との関係であると考えます。オフィスアワーの活用によって築かれる教授との親密な関係性は、授業内容のブラッシュアップのみならず自分の持つ知識と関心のある事柄に適した更なる情報を得ることに繋がります。これは相互的な関係性であり、個人との議論からインスピレーションを得た教授が授業の文脈に沿って生徒の関心分野について授業で取り扱うこともあります。更には、学期終了後にも教授から有効な情報の提供を望むことが出来ます。実際に、秋学期に履修したデザインの授業の教授からワシントンDCで開催される芸術とサイエンスの関係性を深めるための交流会イベントへの参加という貴重な機会を提供していただき、本格的な学会形式で芸術とセラピーの融合について学びました。
 私はこの貴重な1年間を更に有意義なものとするために、カリフォルニア大学の生徒としてのチャンスを最大限に活用いたしました。夏季学期はカリフォルニア大学バークレー校において実践的な芸術学のクラスを履修し、経験と議論・討論から芸術の定義と今後の発展、そして現代の芸術家に求められているものについて研究いたしました。この授業で得た知識と深められた考察はUC Davisの秋学期に履修したデザインのクラスに受け継がれ、冬学期におけるワシントンDCの現代美術館The Phillips Collectionでのインターンシップにおいて最大限に活用されました。
 冬学期の美術館でのインターンシップは、カリフォルニア大学が提供するワシントンプログラムに認定されたことによって実現いたしました。これまでのバックグラウンドとスキルのみならず、春・夏学期の安定した成績と親密な関係性を築いた教授からの推薦書がこの貴重な体験の実現を可能にしたと考えております。インターンシップにおいては、Center for the Study of Modern Artsに所属し、Klaus Ottman, Director and Curator at Largeの補佐として杉本博とマン・レイの特別展のアシストや公式ブログへの記事投稿、そして美術館の今後の発展に必要となる資料の作成を行いました。また、カリフォルニア大学ワシントンキャンパスにてArts Core SeminarとArts in Our Capitolという2つの授業を履修し、インターンシップ経験を踏まえThe Phillips Collectionがそのミッションである「親密さ」の意義と、どのようにそれを実現しているか、さらにはこの美術館において今後どのように「親密さ」と共に芸術が展開されていくべきであるかについての研究を進めております。私にとって、この冬学期が1年間の留学における最も有意義な経験となったと考えます。このような機会の実現を支えてくださった家族、カリフォルニア大学の教授およびTA、そして聖心女子大学の皆様に深く感謝しております。

2013年度 カルフォルニア大学デイビス校(アメリカ)

国際交流/H.K. (交換・推薦留学)

*UCD(University of California, Davis)の良い点

 UCDにいる学生は、アメリカ各地だけでなく世界各国から来ている学力レベルや勉強に対しての意識が高い学生です。そんな彼らと一緒に授業を受け、ディスカッションやプレゼンテーションをした経験はとても貴重で刺激的なものでした。また、州立大学なので私立に比べて学費が安く、家賃も低めな点や治安が良い小さくて住みやすい街である事もおすすめポイントです。

*留学前に気をつけるべき点

 ハイレベルな学生と共に授業に参加できることはとても良い経験であった一方で、慣れないディスカッションや語学面などで苦労も沢山します。宿題を毎日するという習慣がなかった私は膨大な量のリーディングに苦労しました。履修する科目によって量やレベルは異なりますが、英語でのリーディングに慣れておくことをおすすめします。特に、アフリカ学は難しい上に量が多かったです。
 また、聖心生が利用するGSP(Global Study Program)の留学生は、履修登録の優先順位が一番低いので思ったように履修が組めないことが多いです。どうしても学びたい特定の分野があって、それを通年で履修したいと考えている人はUCDでの留学が最適か、比較的優先的に履修させてくれる他大学の方が適切ではないかをしっかり考えた方がいいと思います。

*一番印象的なこと

 海外で教育を受ける事、海外に住む事、日本人にほぼ会わない生活、親を離れた生活、家事、アメリカ国内旅行、日本語チューターの仕事...この留学を通して、私はあらゆる初めてを体験しました。その中で最も印象的なことは、多国籍な8人の学生とのハウスシェアです。私は、ハウスメートとルームメイトに恵まれたおかげで、本当に充実した留学生活を送れたと思います。当初は他人と住む事に少し不安もありましたが、日常生活がこんなにも楽しくなるのかというほどルームシェアは楽しかったです。起きてから寝るまで彼女たちと一緒にいて、ずっと話しているので実用的な英語の力がついたと思います。友達というよりもそれ以上の、家族に近い関係の存在ができました。これは留学で得た最も大きいもので、一生の宝物です。

2012年度 モンタナ大学(アメリカ)

英語英文学/N.T. (認定留学)

 私は2012年8月から現在まで9か月間アメリカのモンタナ大学に留学しています。自然が豊かで治安が良く、人も穏やかで優しいため本当に住みやすい場所です。大学はアットホームで先生方も私達の顔を覚えて下さり、疑問があればいつでも質問したり話すことが出来ます。勉強と遊び、メリハリがある学校生活はとても楽しく、アメリカらしい生活を送れていると実感しています。
私は言語学を専攻していますが、様々な学部から授業を選択出来、言語学に限らず自分の興味がある授業を取ることができるのも留学ならではかもしれません。毎日宿題、復習に追われ、夜遅くまで勉強しています。でも自分だけでなく周りのアメリカ人の友達たちも分厚い本を机に並べ、コーヒーを横に置き、パソコンとにらめっこしながら必死に勉強しています。テスト期間になると、勉強する場所がないくらい机が埋まります。その光景を見て、自分だけが辛いわけではないと読んだことがない量の論文を読み、レポートやテストの勉強を学期末やりました。でもその甲斐あって今は少し英語が上達した気がします。
 社会言語学の授業を秋のセメスターに取り、毎週金曜日にディスカッションをするのが、最初の内は苦痛でした。そのディスカッションに参加する為に英語論文を毎週50ページほど読むだけでも時間がかかってしまい、自分が果たして理解しているのかわからず、さらに、学生達が文章のどの部分について話しているか、いつも迷子になってしまい悔しかったです。でもその課題から逃げず、毎回ディスカッションに参加しようという意志と頑張りでセメスターの中間から、少しずつ発言ができるようになりました。
 言語学のクラスは小規模で友達もたくさんでき、今はわからないことは聞き合いながら授業に参加できるようにまでなりました。学期中は自分の出来なさにもどかしくなったことも、悔しい思いもたくさんしました。留学してこのままでは自分は何も得ず帰るのではないだろうかと留学の目標もわからなくなり不安で悩み、自分を見失いそうになったこともありました。しかし、多くの経験が私を大きく成長させてくれていると今になって非常に感じています。辛いとき、初めての問題に戸惑ったときなど周りの人達が助けてくれ、自分がアメリカでどうありたいのか見つめ直すこと、自分の意志でどうしたいのかということを考え行動することで前よりずっと前向きで、自分らしさを深く理解して強くなっている自分が今います。
 後輩に伝えたいことは、留学は英語の勉強だけではなく人生の勉強でもあります。沢山の人に出会い、沢山の価値観に出会えます。自分はどういう人間なのかということも改めて知り、自分の価値観に出会い、そして様々な人達の新たな価値観にも出会いました。日本では起こりえないたくさんの新しい問題に直面しながら一つずつ解決していく。今まで解決してきたものは私の力だけではなく他の人の力でもありますが、言葉が出来ない分自分の意志が行動にどんなに大きく影響してくるのかということに気付くことができます。日本から離れて客観的に自分を見つめ直すことで、自分の意志と向き合い、何をしたいのか、そして何をすればいいのかを考えて行動することの重要性に気づきました。
 もし自分をもう少し成長させたい、私はこうなりたいなどのビジョンと向上心がある人には海外留学を強く勧めます。

2011年度 アメリカ:カリフォルニア大学デイビス校

2011年度前期・後期留学 歴史社会学科国際交流専攻 3年 K・I (交換・推薦留学)

 UC DavisのあるDavisは、カリフォルニア北部にある緑豊かな学生街です。Davisには多数派の人種はなく、白人・黒人・アジア人・ヒスパニック系と、多様な人種が混在しています。最初はアメリカの大学の授業スピードと課題の量についていくのが大変でしたが、次第に勉強も楽しくなり、本当によく勉強し、よく遊んだ一年間でした。少人数制の授業やディスカッションからは、多くのことを吸収しました。特に経済や政治の授業では、国際社会における日本をアメリカの視点から客観的に勉強することができ、とても興味深かったです。
一年間の留学を経て、自分自身、そして日本について様々な視点から考えることができるようになりました。アメリカには、世界中から意識の高い学生が、自らを高めるために集まっています。グローバル化社会となった今、言語や文化の壁を越え世界中の人々が理解し合い、協力することが必要であると感じました。

2009年度 アメリカ:シアトル大学

2009年度前期・後期留学 英語英文学科英語英文学専攻 3年 A・Y (交換・推薦留学)

 私にとって、留学すること決めてからの第一関門は、自分自身の甘えを認識するということでした。初めは、英語で書かれたホームページというだけで気が引け、推薦留学だからシアトル大学と自分の間に学校が入って手続きを進めてくれるだろうと気楽に考えていました。ところが、登録する授業、住む寮、ミールプランなどすべて自分でシアトル大学の各担当部署の人にメールを通してコンタクトしなければいけませんでした。「自分で考えて、行動し、解決する」。当たり前のことのように思えるかもしれませんが、異文化の中にたった一人で飛び込んでいくと、人に頼るのではなく自分の力でなんとかしようという姿勢の大切さに改めて気付かされます。
 シアトル大学の授業の特徴は1クラス15〜20人の少人数制というところにあります。日本のように学生が教授から学ぶというより、学生が学生同士から学び、学生と教授が一緒に授業を作り上げていきます。ディスカッションを通しての授業への参加度が直接的に成績に関わるので、できるだけ自分の意見を言うように努力しました。初めはなかなか発言する勇気がなかったのですが、私は留学生なのだから間違えて当たり前だと考え、恥を捨てて何かを伝えようとする姿勢が大切であると気づきました。また、日本では学生から教授にメールで質問することはほとんどありませんが、アメリカでは気軽に行われています。
 宿題は日本とは比べものにならないほど出ます。クオーター制でほとんどの授業が週に2回以上あるので、ライティングのクラスでは2日後までに3枚以上書いてきてください、リーディングが多いクラスでは、何十ページ読んでください、ということがよくありました。初めは、宿題の量を聞いただけで辛くなっていましたが、それも慣れの問題で、徐々にそれが普通になってしまいます。
 寮では、初めとても緊張していましたが、ルームメイトと食事をしたり、部屋で雑談したりしてアメリカの大学生としての貴重な体験をすることができました。学生は事前に選んだミールプランの分のお金が入っているキャンパスカードを持ち歩き、それでカフェテリアで食事をしたり、学内のコンビニで買い物をしたりします。また、学校の事務の設備が充実しているので、運動不足解消のためによく通いました。
 ダウンタウンと中華街が徒歩圏内にあり、日本人になじみ深い食料品や化粧品も手に入ります。シアトルは日本との親交も深く、JCCCWという日系人が作られた団体があり、そこでインターンシップを経験しました。地域のお餅つきに参加したり、日本語学校でのお手伝いを通して、日本人としてのアイデンティティを見つめ直すことができました。

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