研究室・ゼミ紹介:深沢 了子(ふかさわ のりこ)准教授

■専門分野

 近世文学のうち、俳諧を研究しています。芭蕉の「わび」「さび」なんてよくわからず、そもそも平安の物語文学が好きでこの道に入ったのに、いつしか韻文の魅力にとりつかれました。「ことば」の意味や連想語から、知的想像力を駆使して連句を読み解いていくことには、物語を読むのとはまた違った楽しさがあります。また、どのような俳人がどのような俳諧観を持っていたのかを調べる俳壇史的な研究もしています。これはとにかく江戸時代の俳書を実際に読むことが基本なので、各地の図書館をめぐりあるく楽しさもあります。


■著書等
◎単著『近世中期の上方俳壇』(和泉書院) ほか

■ゼミの特徴 「研究法実習T」(深沢ゼミ)
 中近世文学をテーマに卒論を書く学生を対象としたゼミです。中世・近世からスタートした考察が現代文学に及ぶこともあります。
 春休みには作品を読み込み、夏までの間に一応の研究テーマを確立、テーマに基づいて、グループ分けした授業を行います。卒論で古典を選択する学生は少数派で、常に10人以下。あくまで自主性を尊重しますが、目配りのしやすい人数なのはお互い安心かもしれません。面接だけではなく、メールでも指導を行います。早い学生は夏休みに執筆に入ります。9月末にはしっかり中間発表をしてもらい、あとは個人指導となります。