研究室・ゼミ紹介:林 龍次郎(はやしりゅうじろう)教授

■専門分野
英語学・言語学(統語論・意味論・語彙論)。
人の頭の中に備わっている言葉のしくみを明らかにすることを目的とした、言語の理論的研究を行っている。同時に、語法・文法研究の成果を生かした辞書の編纂に携わっている。

■ゼミの特徴

主に統語論(文の構造を扱う分野)・語彙論の基本文献・研究論文を読み、自分で問題を考え、理論的な貢献のある卒論を書くことをめざしている。このゼミでの勉学を通して、論理的な思考力が身につき、鋭い言語感覚が養われるはずである。


■最近の学生の卒論題目

◎A Study of Negation
◎A Study of Tense and Aspect: The Past and the Present Perfect
◎A Study of Wh-in-situ
◎A Comparative Study of the Ergative Construction and the Middle Construction
◎Interpretations of Tense in Subordinate Clause
◎A Comparison of Resultative Predicates and Depictive Predicates
◎The Verb-Particle Construction: Autonomy of Syntax
◎A Study of Word-formation in English
◎A Study of Determiners in English
◎A Study of To-infinitives and Gerunds
The Differences between Modal Auxiliaries and Pseudo-auxiliaries


■ゼミ卒業生の声

 皆さんは、英語を中学・高校と習ってきて、難しい言語だと思ったことはありませんか?6年間でネイティブスピーカーと同じように話せるようになった人は、少ないのではないでしょうか。反対に、今、私たちが話している日本語はどうでしょう。話せるようになるまでにとても苦労したという人は、あまりいないと思います。自然に日本語を習得して話しています。しかし、日本人だから、日本語を簡単に習得し、英語の習得が難しいというわけでもありません。小さいころに海外経験のある日本人の中には、外国語を流暢に話し、逆に日本語があまり話せない人もいます。このように、言語には謎がいっぱいなのです。林先生ゼミでは、英語という言語について文構造の仕組み(統語論)や、言葉の意味(意味論)などを研究し、言語の本質を考えていきます。
  構造の仕組みでは、単語同士のつながりを樹形図で表し、その文を形成する文法のルールを発見していきます。同じ単語が使われていても単語のまとまりを変えると意味が変わるものや、疑問文などにおける語句の移動のメカニズムについて勉強します。言葉の意味では、単語の持っている性質を明示的に表し、同意語とされているものの違いを習ったりします。授業では英語の教科書や論文を用いて、言語学の知識を高めています。
  文法を改めて学び直したい人や、英語の根本に興味のある人は、是非、林先生ゼミで英語学を勉強してみてください。
(2006年度ゼミ生 西川さん)


 言語の神秘を解明するため、一言語(特に英語)の文構成の仕組み、語の意味などを追求していくことが林先生ゼミの目標と言えます。普段は、アットホームなゼミの雰囲気なのですが、授業となると、みなが真剣にそれぞれ個性的な意見を飛び交わしています。その議論に対して、先生ご自身も熱心に耳を傾けてくださり多くの助言をしてくださいます。
 英語学は、なぜ人は言語を習得できるのか?習得された言語の文法や語の意味はどのような性質のものか?という問題に迫っていく、いわば、人間の言葉そのものの全体像を見つめる研究なのではないでしょうか。
 英語学に少しでも興味のある方、是非、林ゼミに参加してください。きっと、中身の濃いゼミ生活と多くの刺激的な見解に触れることが出来るでしょう。 一人でも多くの方が英語学に興味を持たれる事を心から期待しております。
(2003年卒業生 神戸さん)