基礎課程演習の風景

基礎課程演習4 (日本の国宝とその歴史的背景)  のご紹介

【学習目標】
 国宝についての調査を通じて、日本の文化・歴史への興味を深めるとともに、調査と発表の方法の基礎を習得する。

【授業概要】
 国宝に指定されている美術品・建造物等は、美術的価値だけでなく、歴史的にも重要な価値・意義を持っている。この演習では、参加者がそれぞれ国宝を1つ選び、それらが作られた歴史的背景や、なぜ国宝に指定されたのかについて調査し、報告してもらう。

史学科 佐々木恵介

【基礎課程演習4のシラバス】

【授業の様子】  この演習では、1回の授業で2人ずつ、自分で選んだ国宝について調べ、その美術的な価値や、歴史的な意義について発表します。今回は、織田有楽斎(信長の弟)が作った茶室如庵と、平清盛が厳島神社に奉納した平家納経についての発表がありました。

基礎課程演習4 前半は如庵について。
茶室の内部の特徴が、パワーポイントを使って大変詳しく、深い説明がなされていました。
後半は平家納経について。
発表者は、平家政権の盛衰と関係させながら、平家納経が奉納された意味について、自分の意見を展開しました。
基礎課程演習4 基礎課程演習4

基礎課程演習4 基礎課程演習4
図書館から平家納経の複製本を借りてきて、その豪華な装飾を実感してもらいました。
基礎課程演習4 さまざまな色の紙にお経が記されていますが、参加者からは、なぜこの部分には赤い紙を使っているのかという、教員にも答えられない鋭い質問も飛び出しました。

【最終回の様子】  最終回は、皆でケーキを食べながら(このクラスでは2回目)、これまでの各自の発表について振り返り、また担当教員からは、後期に行われる進路の決定について、詳しい説明がありました。1年次には学科・専攻を決めず、それぞれの関心や適性を見きわめて2年次からの専門領域を選ぶというのが、聖心女子大学の大きな特徴です。

基礎課程演習4
基礎課程演習4

最初のうちは、ケーキに夢中で教員の話も上の空でしたが・・・

進路決定のスケジュールについての話になると・・・

   

だんだん表情が真剣になり、質問もたくさん出ました。

基礎課程演習4

ともかく、大学生となって、この3ヶ月間で、すっかり打ち解けて、「仲間」になってくれたようです。

基礎課程演習4

【学生からの感想】

  • 授業の内容は国宝の質疑についてで、私自身史学に興味があったので、この授業に決めました。先生はとても優しく、雰囲気も常に和みモードで、毎回この授業が楽しみでした。
    最初と最後の授業ではケーキを食べながら先生の話を伺いました。
  • 国宝を通して、日本の文化や歴史の移り変わりを知ることができ、この国宝ができた背景にはこのような出来事があったのか、という意外な発見もありました。国宝についての知識はありませんでしたが、自分が調べ発表したものの他にも、他の人の発表を聞くことにより、知識を吸収し深めることができました。
    私はわりとはじめの方に発表したので、発表の仕方を確認することができ、また他の人の発表を参考にして、他の授業での発表に活かすことができました。自分が調査したことをまとめ、人に発信する勉強という意味でも、国宝を調べることができて良かったと思います。
  • この基礎課程演習を選んで良かったと思いました。人の発表を聞くことで、普段自分の全く興味の無い時代のものや、全く知らなかった国宝や人、技術などを知ることができてすごく楽しかったです。
    出雲大社を今回調べて、改めて出雲大社に行きたくなりました。
  • この基礎課程演習で、個人的に興味のある国宝を、沢山知ることが出来、またプレゼンの仕方やレジュメの作成、レポートの書き方も学ぶことができました。自分の興味のあることと、発表の仕方を同時に学ぶことが出来て良かったです。
    2年からの専攻で、自分の行きたい学科を見据えて選んだのですが、先生から授業以外の学科のお話も聞くことが出来て、とてもためになりました。
  • 私はこの基礎課程演習4の授業で、国宝の奥深さを知った。日本がなぜその建物、器、画を大切にして、守っていこうとしているのかが分かると、ますます興味が沸いてきた。
    学生が自由に各自で調べたい国宝を選び、学習し、発表を通して皆に魅力を伝えるというスタイルがとても楽しかった。
  • 小学校の時から、ずっと日本史を学ぶと決めていたので、迷わずこの基礎課程演習を選びましたが、選んで良かったと思いました。自分があまり興味のなかった時代の人物に関する国宝についても詳しく知ることが出来たし、自分の好きな国宝を詳しく調べて、よりその国宝を知ることができたので、本当に良かったです。来年、日本史を希望したいという気持ちが強くなりました。
  • 私は、この授業を受けるまで、”国宝”というものについて、あまり知りませんでした。”国宝”にはどのようなものがあるのか、どのような背景から作られたものか、ということが気になり、この授業を選びました。
    この授業をやって、国宝というものの価値、重要性などを知ることができました。また、20名がそれぞれ違う20種の国宝について発表をしたので、今まで見たことがなかった品や建築物について、新しい知識を得ることができました。そして自分自身も国宝を調べて、調べたものへの興味や好奇心、もっと知りたいし、行きたいと思いました。この授業を受けて本当に良かったです。
    ※あと、ケーキを2回ご馳走になりましたが、どちらもとてもおいしかったです。ありがとうございました。
  • 私は、この基礎課程演習4を受けて、将来進む方向が見えてきました。高校までの授業では、国宝という歴史の中でも深い分野を学ぶことは、なかなか無かったので、この基礎課程演習は、とても新鮮で楽しかったです。新しい発見と新しい目標を見つけることが出来た授業でした。

close