学生インタビュー(2008年度)

稲葉さん
外国語外国文学科(現在の英語英文学科)英語英文学専攻 2008年3月卒業
(2011年4月現在)
三井住友銀行 金融商品営業部


言語学として分析することで英語の面白さを再発見する。

 英語英文学専攻には、英語圏の文学を研究する英米文学、メディアにおける英語の使われ方を考察するメディア・コミュニケーションなどさまざまな研究分野があります。その中で、私はとりわけ英語学に興味を持ちました。きっかけは、1年次生のときに受講した林龍次郎先生の講義です。「unlockable」という単語は、「unlock=錠を開ける」ことが「able=できる」のか、「lockable=鍵をかけられる」ことが「un=〜でない」のか、unとableのどちらを優先させるかで、意味が全く異なるというお話を聞き、英語を言語として分析することの面白さを強く感じたのです。
 英語英文学専攻では、2年次に各領域の基礎的な内容を幅広く学んだうえで、3年次に専門的に学ぶゼミを選ぶことができるのですが、私は迷わず林先生のゼミを選択しました。ゼミでは単語や文章、意味の構造を分析し、そこに隠されている規則性を見つけ出していく研究に取り組んできました。高校までとはまったく異なる視点で英語の世界に触れ、新しい発見をする瞬間が、英語学を学ぶ喜びであり醍醐味です。卒業論文では「mustとhave to について」をテーマに、詳しい考察を進めました。この2つの助動詞はほぼ同じ意味だと思っていましたが、その時の状況や人間関係、また地域によって、意味や使用方法に違いがあることがわかってきました。英語学の知識を深めるほど、今まで見逃していたことの多さを知り、多様な視点で物事を判断する大切さを実感することができました。このような英語の本質を理解するための研究分野が、脈々と息づいていることが、聖心女子大学の英語英文学専攻の特色の一つだと思います。

大学創立以来、毎年発刊されている年鑑(YEAR BOOK)を企画・編集する年鑑編集委員会に所属。3年次は委員長を務めた。責任ある立場で仲間をまとめることや、期限までに提出物を揃えることなど、厳しいと感じることは多くあった。しかし最後までやり遂げたことで、責任感や自己管理能力など、社会人として欠かせない基礎力を身につけられたと感じている。



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