学生インタビュー(2008年度)

島田 さん
人間関係学科 4年


労働、ジェンダー、キャリア形成など職業に関するあらゆることがテーマ。

 中学生のころに、アジアの国々の子どもや女性たちが不当な労働力として人身売買されるドキュメンタリー番組を見て、衝撃を受けました。その感覚が深く心に残っていたため、大学で専門的に研究したいと考え、人と社会の関わりを幅広く学べる人間関係学科を選びました。3年次に所属したのは職業社会学を扱うゼミです。担当の大槻先生が人身売買に関する研究をされていたからです。ゼミでは人身売買の市場の大きさに愕然としました。しかし研究を深める過程で、被害女性を社会復帰させる施設が存在することを知り、私の中で大きな希望がふくらみました。今は施設間の社会復帰プログラムを比較し、効果的なキャリア開発のあり方を研究しています。ゼミはアットホームな雰囲気で、いつも素直な意見が飛び交い、論点が深まっていきます。これは少人数制ということと、学生の考えを尊重しながら新しい問題提起をしていただける大槻先生のお人柄によるものでしょう。またこのゼミでは労働、ジェンダー、キャリア形成など職業に関することを一人ひとり自由に研究できるため、それぞれが産休や育児休暇取得の問題、ニート、フリーターの問題など幅広い分野に取り組んでいます。私は「市場」という観点からの研究を通じて興味が広がり、人身売買の問題と同時に、秋葉原のオタク市場も研究テーマとして扱っています。日本の産業は海外の技術を取り入れて発展してきたものが多いのですが、オタク市場を支えるアニメ産業は日本発のものです。フィギュア、ゲームなどさまざまな分野への発展性があり、企業も大きく注目するマーケットです。このようにゼミで学んだ市場調査知識をもとに、就職後もマーケティングを生かした仕事に就きたいと考えています。

人身売買の問題に関心があり、高校時代にはユニセフのシンポジウムにも参加した。聖心女子大学への入学を決めたのは聖心祭でゼミ発表を見学したのがきっかけ。自分の意見を持ち、 自発的に討論を進める先輩たちにあこがれたという。現在所属しているゼミでは学生が職業社会学に関する自由なテーマを研究。毎回少人数で活発な討論が行われている。


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