◆人間の安全保障と人身取引-エンパワーメント視点からのアプローチ
基盤研究(B) (2008-2011年)(課題番号:19330104)
研究代表:中野洋恵 国立女性教育会館・研究国際室・室長

◎報告書を出しました。
「タイ調査の報告:SEPOM調査データの量的分析」国立女性教育会館(編)『人間の安全保障と人身取引:エンパワーメント視点からのアプローチ』(科学研究費補助金基盤B課題番号20310157報告書), pp.59-74, 2011年.

◎ 論文を書きました。
Nami, Otsuki. / Keiko, Hatano. 2009 “Japanese Perceptions of Trafficking in Persons: An Analysis of the 'Demand' for Sexual Services and Policies for Dealing with Trafficking Survivors”. Social Science Japan Journal.12(1) Oxford university Press pp.45-70.
・大槻奈巳2009「人身取引被害者のための職業訓練・生活自立支援組織の機能と課題」聖心女子大学論業第112集:214-225.
ワークショップ写真1  ワークショップ写真2
   
◎大槻奈巳2009「人身取引被害者のための職業訓練・生活自立支援組織の機能と課題」聖心女子大学論業第112集:214-225

◎2008年12月20日(土)~12月21日(日)の2日間「女性のエンパワーメント国際フォーラム
  ~人身取引問題の解決に向けたグローバル・パートナーシップ~」を実施。
分科会3 テーマ 「人身取引問題にSTOP!防止に向けた啓発と教育」で発表。
大槻奈巳・島田実樹「大学における取り組みの必要性


◆東北大学グローバルCOEプログラム グローバル時代の男女共同参画と多文化共生

参加プロジェクト「人間の安全保障と人身取引問題-多文化共生への試金石

◎2009年8月4日 東北大学 GCOE国際セミナー「多文化共生社会のジェンダー平等――グローバリゼーション下のジェンダー⋅多様性⋅共生」の2日めの第2分科会「経済格差と家族・労働」に討論者として参加しました。http://www.law.tohoku.ac.jp/gcoe/ja/archive/event_090803-04.php

◎2009年2月3、4日東北大学グローバルCOEプログラム キックオフセミナーで発表。
大槻奈巳・羽田野慶子「人身取引問題に対する日本人の意識―性的サービスの「需要」と被害者対策に関する分析-」


◆アジア太平洋地域の人身取引問題と日本の国際貢献-女性のエンパワーメントの視点から

基盤研究(B)(2005-2006年)(課題番号17310155)
研究代表:神田道子 国立女性教育会館・理事長

○報告書がでました
国立女性教育会館2007年
  「アジア太平洋地域の人身取引問題と日本の国際貢献-女性のエンパワーメントの視点から-
国立女性教育会館2007年
  「人身取引とその防止・教育・啓発に関する調査研究(資料編1 )
国立女性教育会館2006年
  「人身取引問題に関する国際シンポジウム-人身取引の根絶に向けて-」報告書 

○研究の概要:
科研費データベース
国立女性教育会館

◆男性のケア意識・職業意識がジェンダー秩序の流動化に与える影響に関する実証的研究
基盤研究(B)(2003-2004年)(課題番号15330109)
研究代表:目黒依子 上智大学・文学部・教授
○研究の概要:科研費データベース

◎目黒依子・矢澤澄子・岡本英雄編2012『揺らぐ男性のジェンダー意識』新曜社を刊行しました。

・大槻奈巳2012「雇用不安定化のなかの男性の稼ぎ手役割意識」目黒依子・矢澤澄子・岡本英雄編『揺らぐ男性のジェンダー意識』新曜社, pp.134-15.

論文解説

雇用不安定化のなかで男性の稼ぎ手役割意識が変わるのかを、検証した論文です。男性の稼ぎ手役割意識は、男性のジェンダー意識において中核を占めるものです。男性の稼ぎ手役割意識に注目したのは、女性も男性も「幸せに生きていく」「幸せに働く」には男性の働き方が変わる必要があると考えたからです。そして、男性の働き方が変わるひとつの重要なきっかけは男性の稼ぎ手役割意識の変化考えたからです。結論としては、雇用不安低下の中で、妻に助けて欲しいという意識はでているが、男性の稼ぎ手役割意識は非常に強固であることがわかりました。
 従来の男性のジェンダー意識の研究は、男性のジェンダー意識の構築のあり方や性別役割分業意識、父親意識に焦点が当てられていました。また、性別役割分業意識や父親意識の研究は実証研究も重ねられていますが、男性のジェンダー意識の構築に関しては実証研究はあまりなされてきていませんでした。
 この研究を評価できる点としては以下の点があげられます。①女性のジェンダー意識の研究は多くの蓄積があるが、男性のジェンダー意識の研究はまだまだ蓄積が薄いなか、男性のジェンダー意識の中核である稼ぎ手役割を取り上げて研究したこと、②特に性別役割分業意識ではなく稼ぎ手役割意識をあつかったことで、男性のジェンダー意識の構造をより鮮明にあぶりだすことに成功したこと(性別役割分業意識を扱う場合、今回の調査結果のように、妻には家計を助けて欲しいが、自分が稼ぎ手であるという意識構造ははっきりでてきません。性別役割分業意識の意味するところが「夫は仕事、妻は家庭(もしくは家庭と補助的仕事)」という大ぐくりな意識設定だからです)、③男性のジェンダー意識の中核となる稼ぎ手役割意識を雇用不安定化という社会変動の中に位置づけ、実証的に検証したことは重要な点です。日本の社会の中でホワイトカラーも含めた「雇用不安定化」が本格的に生じた段階で男性の稼ぎ手役割意識を検証したことは大きな貢献ですし、男性のジェンダー意識の構築のあり方を実証的に論じる研究が少ないなか、実証的に論じている点は評価されると考えます。

◎2009年10月日本社会学会(立教大学)で 「雇用不安定化のなかで男性の稼ぎ手役割意識はかわるのか」として報告しました。

◎2009年7月19日(日)労務理論学会・全国大会の共通論題で成果を発表しました。

◎大槻奈巳2008「男性稼ぎ手役割意識の変化-雇用不安定化の中で」柏木恵子・高橋恵子編『日本の男性の心理学』有斐閣: 227-233.

●その他の研究プロジェクト

◆地域活性化に向けた男女共同参画推進に関する調査研究(2008年~)
○独立行政法人国立女性教育会館の研究プロジェクトのメンバーとして、NPOなど地域活動への女性のチャレンジに対する支援や、地域における次世代育成支援活動への男性の参画促進など、地域の活性化を図り、男女がともに活躍できる方策を検討するための調査研究を行っています。

◎論文を書きました。
・大槻奈巳2011「NPO活動と女性のキャリア形成」『季刊家計経済研究』No.89公益財団法人家計経済研究所, pp.44-52.

◆女性のキャリア形成支援プログラム開発研究(2008年~)
財団法人日本女性学習財団の研究プロジェクトのメンバーとして、女性のキャリア形成支援の一環として、ライフステージごとのライフ&キャリアデザインを支援するプログラム開発をしています。

◎『日本学習財団女性のキャリア形成支援ハンドブック-講座企画・運営・評価のポイント』を刊行しました。日本学習財団該当HP
・大槻奈巳2011「女性センターで「女性のキャリア形成」を支援することの意義」『日本学習財団女性のキャリア形成支援ハンドブック-講座企画・運営・評価のポイント』財団法人日本女性学習財団pp.23-29.

◆学内共同研究(2007~2008年)
○聖心女子大生がどんな考えをもっているのか、質問紙調査を行いました。

◎論文を書きました。
・大槻奈巳2011「いまどんな女性人材が求められているか-若年キャリア形成の視点から」『NWEC実践研究 女性人材育成』No1.独立行政法人国立女性教育会館, pp.20-35.
・大槻奈巳2009「リベラルアーツ教育と女子大学生のキャリア意識」『聖心女子大学論叢』第114巻, pp.159-175..

◆大学における男女共同参画の取り組み(2006~2007年)
◎論文を書きました。
・大槻奈巳2012「大学における男女共同参画の取組について」『聖心女子大学論叢』第118巻, pp.122-138.

○報告書がでました
2008年7月24日日本学術会議 科学者委員会 男女共同参画分科会
提言 学術分野における男女共同参画促進のために

◎2008年11月23日、日本社会学会(東北大学)で成果について発表しました。
大槻奈巳「大学における男女共同参画の取組について

◆高度経済成長研究会(2002年~)
◎本を刊行しました(シリーズ3冊)。
大門正克、大槻奈巳、岡田知弘、佐藤隆、進藤兵、高岡裕之、柳沢遊編
『高度成長の時代1 復興と離陸』
『高度成長の時代2 過熱と揺らぎ』
『高度成長の時代3 成長と冷戦への問い』
大月書店, 2011年.

  
大槻奈巳「扉を開いた女性たち-女性正規雇用者の軌跡」大門正克、大槻奈巳、岡田知弘、佐藤隆、進藤兵、高岡裕之、柳沢遊編『高度成長の時代3 成長と冷戦への問い』大月書店, pp.237-282, 2011年.

◆図書館における同一価値労働同一賃金(2009年~)

◆自治体における同一価値労働同一賃金(2010年~)

◆中国電力賃金差別裁判の鑑定意見書を書きました。


前のページ