授業紹介

ガイドブック2019より転載

社会調査実習:「現場」から「社会」を学ぶ

社会調査実習は、テーマの選定、文献や先行研究の収集と整理、仮説の設定、調査、分析、報告書執筆まで、研究の一連の流れをグループワークで実践する授業で、社会調査士資格を得るための必修科目となっています。実習1は心理学系、実習2は社会学系、実習3は文化学系のゼミ生がおもに受講しており、実習1・2は質問紙調査、実習3は質的調査をおもな手法としています。毎年1月には、4年次生の卒論発表会と同時開催で実習の報告会を行っています。

実習1:「リア充」からヒットドラマまで 〜現代社会の最前線を追う〜

 実習1は、「ファン心理」をメインテーマとして、4〜5名の班がそれぞれサブテーマを掲げて質問紙調査を実施、卒論とほぼ同じ流れで研究を行います。SNSの対人関係、お笑いブーム、テレビ番組の利用と満足といった具体的な社会現象を切り口に、粗削りながらも瑞々しい感性で現代社会の最前線を鋭くとらえており、その研究知見は感情研究、対人魅力研究、ステレオタイプ研究、メディア研究、アイドル研究、流行研究、消費行動研究、マーケティング研究…と、さまざまな分野に貢献しうる萌芽を持っています。

人間関係学科
聖心祭での研究発表(2017年10月)

実習3:「職人から学ぶ「新しい伝統」 〜徹底的な現場主義をとおして〜

 実習3は、5〜6人のグループを作り、関東近郊の伝統工芸の職人の工房へ赴いてフィールドワークを行います。学生が話し合って調査対象を決め、先方へ手紙を送って連絡を取り、入念に質問票を作成してフィールドワークに臨みます。これまで、岩槻人形、羽子板、東京手描き友禅、三味線、日本酒造、べっ甲などさまざまな業種の職人のもとに向かい、手仕事の素晴らしさ、伝統を「創造する」楽しさなどを学びました。

人間関係学科
東京手描き友禅の職人を訪ねる(2017年6月)

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