●方針

ゼミのメインテーマは、「人間の行動や意識に関する身近な疑問に対して科学的な視点から答えをみつけてゆくセンスと技術を学ぶ」ということです。私たちの身の回りの社会現象や何気ない日常行動の中に疑問を見つけ、その背景にある心の働きについて考えてゆきます。

例えば、
 「若い女性は皆なぜ痩せようとするのか?」
 「携帯電話は友人関係をどう変えたのか?」

こうした素朴な疑問に対して、単に誰か偉い人が言ったり、書いたりしたことを鵜呑みにするのではなく、自分の目で見て、自分の耳で聞いてデータを集め、それを分析して判断するための方法を実践的に勉強します。こうした授業は社会調査士資格の取得にもつながり、また、調査のための技術やセンスは大学を卒業した後も、職場で、家庭で、あるいは地域社会の中できっと役に立つはずです。仕事や生活の中で問題にぶつかったとき、「まずは資料を集めてみよう」「当事者にインタビューしてみよう」「じっくりと観察してみよう」などと、自分の力でリサーチをし、結論を導くことができるような人材を育ててゆきたいと考えています。

●ゼミ必修科目

*対人社会心理学演習1と対人社会心理学演習2は卒業要件
*社会心理学特講1
*その他、社会調査実習、社会統計学など、社会調査士資格に関わる授業は卒論を書くためにも必ず必要です。

●ゼミの活動

演習の時間は週に1回のみですが、他の授業とも連動して有機的に運営されています。3年生の時点では各種の社会心理学特講によって社会心理学の理論や研究を学ぶと同時に、社会調査実習、多変量解析法などの授業で研究の方法を実践的に修得します。特に後者はゼミの他のメンバーとの共同作業も多く、チームとしてうまく協力体制を作ることも将来のための大切な学びの一つになります。
 また、対人社会心理学演習1では卒業論文の準備を進めてゆきます。テーマを明確にするため、基本的に学生がひとりずつ、全員の前で研究計画や資料などをプレゼンしてゆきます。ゼミのメンバー間でテーマを共有することにより、有益な情報を交換し、研究を実施する上での協力関係を築くことができます。
 4年生の時点では就職と卒論という2つの大きな課題を達成しなければなりません。授業としては基本的に対人社会心理学演習2だけですが、その他の時間を使い、就職活動の合間を縫って卒論を進めてゆくことになります。いずれも、3年生での学習とゼミのメンバー間の物理的、心理的サポートによってよい結果を出していただきたいと思います。

●他の卒論テーマ