国際交流学科の特色ある取り組み

「日本の文化財行政・日本の世界遺産政策」を学ぶゼミ研修(異文化間コミュニケーション演習I)

 4月25日の午前中、国際交流学科の異文化間コミュニケーション演習(ゼミ担当 岡橋純子)の3年生10名と4年生10名が霞ヶ関の文化庁舎を訪問し、日本の文化財行政・日本の世界遺産政策の最前線で活躍する文化財調査官からの講話を受けた後、会議室での活発な質疑応答セッションが繰り広げられました。

2017年4月25日 実施
指導教員 岡橋純子(国際交流学科 准教授)

 文化庁の文化財部記念物課世界遺産室の鈴木地平調査官のお話は、文化庁がどのような仕事をおこなっているか、世界遺産条約制度を日本がどのように活かしているのか、という話題に始まりました。
 その後、豊かな国内事例の紹介を通し、文化的景観におけるコミュニティの役割とは何か、文化財の保護と活用によって地域社会を強化し地域活性へとつなげるにはどうすればよいのか、といった課題に関する示唆に富むお話をうかがうことができました。

 ゼミでは文化多様性について考え、文化と文化を繋ぐ人、グローバルとローカルとの橋渡しになれる人をめざす学生たちに対して、文化庁より「文化財をまもる人」とは決して政府や専門家だけではないこと、「文化財をまもること」とは決して建物だけを対象としているわけではないことを、力強いメッセージとして示していただきました。

 帰りに庁舎を出たところで、江戸城の外堀跡を一部公開している部分を皆で見ることができました。外堀跡の石垣は、皇居のごく近くなので場所的にあって当然ともいえますが、約10年前に合同庁舎7号館の新築に際する発掘で確認され、一部公開の保存方法が決定されたそうです。

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