学生インタビュー(2008年度)

馬場 さん
教育学科 教育学専攻 4年


答えの決まっていない問題を深めることで自分の生き方を探る。

 教育学専攻では2、3年次の前期・後期の計4回にわたって、自分が興味のあるゼミを選択することができます。私は現在、鶴田敦子先生のジェンダー学を受講し、今の社会通念としてある女性らしさや女性の社会的な役割が、どんな教育や文化的背景によって形成されているのかを研究しています。ゼミは全員が共通の文献を読み、毎回一人ずつテーマに沿って研究成果を発表し、それについてディスカッションする方式です。たとえば最近では「TVゲームは男の子の世界?」というテーマが取り上げられました。TVゲームで冒険や戦いに挑む主人公はたいてい男の子です。このことから女の子は自分たちがそういう積極性を期待されていないと無意識のうちに感じるかもしれません。ほかにも「男の子はいつも優先される?」「家庭科は誰が学ぶもの?」など、日常生活では気にも留めないことのなかに、ジェンダーは潜んでいます。教育現場で大人が無意識に発する言葉が子どもたちに与えている影響も大きいとわかり、将来教師をめざす私にとっては、考えさせられることが多い学問です。
 こうした容易には結論が出ない問題に対して、自分の意見を相手にわかりやすく伝えるのは大変難しく、毎回四苦八苦しています。しかし考えること、意見を交換すること、それによって理解が深まることは、人を成長させると実感しており、ゼミでの経験は、教育現場でも役立つ大きな財産だと感じています。また大学で初めて知ったジェンダー学自体が大きな発見でした。今までとは違った視点で社会を見るようになり、今後女性としての生き方を確立したいと考えるきっかけになりました。

週2、3回、地元の子どもたちにボランティアで勉強を教えている。大学で学んだ理論を実践の場でどう生かすか考えるうえでも欠かせない大切な時間だ。教育学専攻では、都内の小・中学 校で補助教員として子どもと触れ合うなど、教育現場に関わる人が多い。こうした現場での経験を互いに報告し合うことも、教育学を学ぶモチベーションにつながっている。



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