特色ある教育

「発展途上国における教育問題1」

ガイドブック2016より転載

 教育学科では、海外のフィールド・ビジットを体系的に組み込んだ授業が設けられています。「発展途上国における教育問題1」では、教育開発の基礎理論や男女別の識字率などの教育に関するデータを授業で扱い、また国連やJICA、 NGOによる途上国での活動について、一学期間かけて講義や映像でじっくりと学びます。その後、夏休みを利用して海外のフィールドでその実際を自分たちの目で確かめ、現地の人々にインタビューし、相互理解を深めるスタディツアーが行われています。
 一例ですが、2014年夏には「教育を通した女性のエンパワメント」というテーマのもとに学生たちはスリランカを訪れました。30年近く続いた内戦のため被害を受けた女性達がいかに教育や職業訓練を通して自立しているのかを、現地NGOが活動している実際の村々で確かめ、現地の孤児院や総合大学、JICA事務所等を訪問し、それぞれの場で現地の人々や海外で活躍する日本人職員と交流を深めるなど、一連の体験学習を行いました。スタディツアー中は、毎晩、ふり返りの会をもち、他者の意見に傾聴し、自身の考えや想いを表現し、仲間と共に異国の地で世界観を豊かにしていく機会をもちます。こうした体験学習は、ユネスコなどの国連が標榜する、より平和で持続可能な社会への「変化の担い手(チェンジ エージェント)」になるためのトレーニングとしても位置づけられており、大学時代に学生が実際の世の中の問題を多角的に捉え、批判的に思考できるようになるための一助となっています。また、上記の授業と連携した後期に開講されている「発展途上国における教育問題2」を受講することにより、現地での体験をビデオにまとめたり、報告書を作成したりして、表現力を磨くトレーニングの機会も提供されています。


少数民族の村でのインタビュー


スリランカのJICA 事務所にて

close