特色ある教育

比較教育学

ガイドブック2017より転載

 21世紀の訪れとともに教育の分野でもグローバル化が進み、国際学力調査の結果が各国のメディアでセンセーショナルに取り上げられるなど、教育の国際比較研究にも注目が集まっています。国際交流を推進するために、政治、経済、社会や文化の背景が異なる国の人々がどのような教育を受けているのかを知ることは、平和な世界の構築にもつながります。正確な事実に着目し、豊富なデータを読み解き、日本と諸外国の教育事情を比較してみることで、当たり前と思っていた教育の「常識」が翻されることもあります。
 本授業では、前期から後期の前半は、諸外国の学校教育制度と初等中等教育のカリキュラムの構造について、毎時の授業で1カ国を取り上げて講義を行っています。後期の後半は、受講者が5〜6名のグループに分かれて、研究テーマと課題を定めて、それぞれ担当する国について文献、Web情報や国際統計の分析、もしくは留学生へのインタビューなどにもとづき、各国横並びの比較検討を行い、その成果を授業時に発表します。1年生から4年生までの異年齢集団によるグループワークでは、就学前教育・保育にかかる費用や、学校行事、給食、校則、大学入試などを対象として、ユニークな視点による国際比較研究が行われ、毎回思わぬ発見があります。
 平成27年度はフィンランド人ゲスト・スピーカーを一度お招きして講義をしていただいたところ、学生たちは英語による質疑にも果敢に挑戦しました。

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