特色ある教育内容

「考える力を伸ばす」授業展開 ―河邉貴子―

ガイドブック2014より転載

 私の専門は幼児教育学で、研究課題は保育における遊び援助論や保育記録論です。幼児期の遊びは重要な学習として位置づけられていますが、遊びが豊かな学びを保障するためには、幼児理解と環境理解の延長上に援助を考える総合的な教師の幼稚園援助が必要です。つまり、幼児理解力と環境理解力の両方を培わなければなりません。
 担当している授業科目は、幼児教育課程論や保育方法論、幼児理解のゼミですが、その多くは幼稚園教員免許状取得のための必修科目です。しかし、単に免許取得のために必要だからというのではなく、幼児を理解し、その延長上に保育を構想できる地力を身につけてもらいたいと思っています。そこで、幼児理解を高めるために、幼児教育の基礎理論を実践現場の具体事例を通して学べるようにしたり、また、学生が主体性を発揮して思考を深めるように、頻繁にグループワークを取り入れて、自ら考える力を育てるようにしています。また環境理解のためには自分たちも体験を深めることが大切だと考え、キャンパス内を歩いて自然環境を理解したり、実際に採取した様々なものを使ってモノづくりを体験したりなどしています。
 小手先の教育技術だけを身につけさせるのではなく、人間理解力を深めて、質の高い教員を養成することを目指しています。

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