授業紹介

保育内容研究[表現] ―身体/音楽/造形―

ガイドブック2015より転載

 この授業は幼稚園教諭免許取得に必要な科目として置かれていますが、授業の中核をなすのは、人間にとって「表現」とは何かというテーマに取り組むことであり、経験を通して「表現」の本質を考えることです。子どもの「表現」の育ちを支えるために、保育者にはさまざまな力が求められます。多くの知識や技術が求められることはいうまでもありませんが、なににもまして必要なものは、保育者自身の表現者と授業紹介 この授業は、幼稚園教員・小学校教員を目指す学生のために4年次後期に開講されるもので、教職課程にかかわる「学びの集大成」として位置づけられています。通常は、小学校コースはA、幼稚園コースはBというように分かれていますが、幼小連携の観点から、数回は合同で行い、初等教育教員としての幅広い資質を高めるよう工夫されています。授業の目標は、深い人間性に根ざした「聖心スピリット」をもつ教員としての自覚を深めるとともに、教員として必要な基本的な資質能力を確かなものにすることです。
 授業の特徴の一つは、学生の主体性が最大限に重視され、主に演習やグループワークで展開されることです。教職に関する自身の学びを記録し続けてきた「履修カルテ」や教育実習の実習録を振り返って討論したり、交代で教員役になって模擬授業を行ったり、保護者との連携のあり方をロールプレイン特色ある教育内容しての感性、そして表現者としての在り方の確立です。子どもたちは、一人ひとりが社会・文化の中で、自分を取り巻く事象とかかわり合いながら、感じ、思い、考え、そして主体的に環境にはたらきかけ、人と共感し合ったり交流し合ったりしながら、表現者として育ちます。そのような子どもたちとともに、保育者もまたひとりの「表現者」として響き合いながら、育ち合ってほしい。そのような願いが、この授業にはこめられています。
 授業では、受講生たち一人ひとりが「音・色・形・光・動き」の経験を重ね、試行錯誤の上に「自分たちの表現」をつくりあげていきます。受講生一人ひとりが感じたことや考えたことを他者と交換し合い、磨き合ってつくりあげたグループ作品は、最後に発表会の形で共有します。



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