学生インタビュー(2007年度)

奈良 さん
心理学科 2007年3月卒業


多角的に、総合的に人や物事を見る。

 私は6歳までアメリカで過ごし、その中で障害のある方と触れ合う機会が多く、「環境と人の心」について強い関心を持っていました。時代や文化、言語、性格によって変わる部分と、何にも左右されない普遍的なものがあることに着目し、人の行動を引き起こす要因について学びたいと思い、心理学科を選択しました。
 心理学科では2年次に知覚・認知、発達、臨床の3領域について統計を用いながら学び、学問の全体像を偏りなく把握することができます。3年次からは野口先生のゼミで臨床心理学を学びました。絵画療法、コラージュ療法、箱庭療法などの心理療法を学んだ上で、実際に自分たちが体験し、その結果について討論するという非常に興味深いものでした。療法や心理検査にはそれぞれ理論的な根拠があり、それらを通して人間の内面を理解できる不思議さに驚きました。そして人や物事を一面からだけで判断せず、多角的に、総合的に理解していくことの重要性を学んだのです。
 臨床心理学を学ぶ上で大切なのは「人の心に寄り添うこと」です。キリスト教の理念に基づく聖心女子大学で心理学を学べたことに、とても大きな意義を感じています。卒業後 は大学院に進学し、さらに深く臨床心理学を学びながら臨床心理士の資格を取得し、心の問題を抱えた子どもたちとその家族を支えていきたいと考えています。

国際交流にも深い関心があり、SHRETの代表として難民の支援の活動も行う。趣味は生け花。花を生けているとその日の自分の精神状態が分かるという。卒論のテーマは「自閉症児の母親の養育態度――事前の知識と告知のあり方がその後の養育態度に及ぼす影響――」。



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