学生インタビュー(2008年度)

貫井 さん
心理学科 2008年3月卒業


一生成長し続ける人の心理を見つめる。

 心理学科では2年次生の時に認知心理学、発達心理学、臨床心理学の各領域の基礎を学びます。さまざまな領域を学んだ上で、3年次以降に専門的に学ぶ分野を決められるのが、この専攻の特長です。私が興味を持ったのは高齢者の心理を扱う発達心理学領域の授業でした。人は大人と呼ばれる年齢になると精神的な成長は止まり、それ以上の発達はないと思っていました。しかし人は生涯にわたって成長し続けることを知り、強いインパクトを受けたのです。3年次のゼミ選択でも発達心理学を学ぶため、向井先生のゼミに所属しました。
 ゼミでは、興味関心のある年代の心理について、学生が自由にテーマを選んで発表します。私は将来仕事と家庭を両立できる女性になりたいと思っていますので、共働きの母親を持つ家族の心理をテーマに研究しました。心理学という学問は、何度も分析を繰り返し、一定の結論を導き出すところに特徴があります。しかし一方では複雑な人の心を扱うため明確な結論付けを行うのは非常に難しいのですが、それが奥深さであり、醍醐味だと感じています。
 ゼミの学びで得られた最大の収穫は、さまざまな年代やテーマの研究に触れられたおかげで、人の心の成長を一生のスパンで見渡して考えられるようになったことです。それは複眼的に物事の価値観を捉えることにもつながり、以前より広い心で他者を受け入れられるようになりました。今後は大学院へと進学し、さらに研究を進めます。その上で、臨床心理士として現場で人の心と深く関わっていく道も模索したいと考えています。

高校生の頃、青少年による犯罪が多発している報道に接し、人の心理を科学的に探究する心理学に関心が高まる。大学入学後もその思いは変わらず、基礎課程を経て心理学科へ。卒業後、聖心女子大学大学院文学研究科(博士前期課程)人間科学専攻「臨床心理学研究」領域へ進学。将来的には臨床心理士の資格取得も検討中。



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