特色ある教育

授業紹介 認知領域

ガイドブック2018より転載

 「認知」は英語でcognition(コグニション)です。デカルトの「我思う、ゆえに我あり」、ラテン語で「コギト・エルゴ・スム」という有名な命題の中の「コギト」と共通の語源を持つ言葉です。すなわち、「思う」ことも含めて、記憶したり、判断したり、問題を解決したりといった、人間の知的な心のはたらきを表している言葉です。このような精神活動のためには、目で見たり、耳で聞いたりした物事を、正しくとらえ、認識することが必要です。そのような心のはたらきは「知覚」と呼ばれます。知覚の間違いとして、同じ大きさのものが異なって見えるなどの錯覚が起きることは、皆さんもよくご存じでしょう。人間の知覚や認知は、コンピュータのように常に正確ではなく、ときには間違いをおかすなど、様々な特性、言いかえれば「くせ」を持っています。
 写真は、心理学科のコンピュータ室で形の判断の実験を行っている様子です。知覚や認知は、日常の知的生活の支えとなっている心のはたらきですが、実験や調査をつうじて、自分では気がつかない「くせ」があることがわかります。

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