聖心女子大学

聖心女子大学チーム、外務省主催の「大学生国際問題討論会2007」で5年連続の外務大臣賞受賞 (2007年10月)

 2007年9月22日に開催された外務省主催「大学生国際問題討論会」で、今回もまた、聖心女子大学のチームが最優秀の外務大臣賞に輝きました。これで5連覇達成です。今年のテーマは、「日本政府が日本の文化を広報する場合に、伝統文化よりもポップカルチャーをより重視すべきである」と、「地球温暖化対策の実効性を高めるため、中国、インドを含む途上国は、温室効果ガス削減の義務を負うべきである」の2つでした。
 予選を勝ち抜いて本選に出場したチームは、慶應大学SFC弁論部チーム、Asian Law Students Associationチーム(一橋・早稲田連合)、FRESHERSチーム(慶応・青山連合)、そして聖心女子大学チームでした。準決勝戦はFRESHERSチームが、決勝戦は慶應義塾大学SFC弁論部チームが対戦相手でした。以下では、出場した学生と、この日のために膨大な資料作りに勤しんだ学生たちの声をご紹介します。
 今回も全ゼミ体制で準備に臨み、ゼミ生8名がテーマ別に2班に分かれて、資料の収集や議論の組み立てに当たりました。そしてその内の3名が、本番に臨みました。不眠不休で準備に当たった仲間たちの、熱い思いを背に受けての出場です。以下にご紹介する学生たちの声を通して、一つの目標に向かって邁進することのすばらしさや尊さをくみ取っていただければ幸いです。(聖心女子大学歴史社会学科国際交流教授 関場 誓子)


【出場者の声】  4月から日本の戦後外交史・日米関係を学んできた私たちにとって、今回の論題は未知の世界であり全てがゼロからのスタートでした。そんな中、「3日に1回丸1日会うよりも、1日3時間毎日集まろう!!」と、全員で走りぬくことを固く誓ったのです。(実際は毎日15時間近く一緒にすごしましたが…)ここから始まった私たちの友達以上恋人以上家族並みの関係。
 膨大な資料を整理していく中で、なかなか理論の筋道が立たず、学校が閉まった後も某ファミレスにて何時間も熱い議論を交わす日々…しかし議論を重ね、一つの疑問を共に解いた時の喜びは一入で、更なる探究心へとつながりました。私たちは最後まで妥協することなく、前日になっても資料を作成する作業を粘り強く続けました。
 こうして臨んだ討論会当日、ストップウォッチが故障するなどのハプニングにも見舞われましたが、隣の仲間からの「大丈夫、落ち着いて」とのメモに励まされ、会場で私たちを見守ってくれたゼミ生と目が合う度に、緊張がほぐれていくのが分かりました。決勝戦では私たちのペースで終始議論を進め、最優秀賞である外務大臣賞を受賞、先輩方に続いての5連覇達成となりました!
 そして今私たちは、「優勝」という目標にしていたもの以上に、かけがえのないものがあると強く実感しています。…日ごろから厳しくもキメ細やかな指導をしてくださる恩師、運命共同体となってくれるゼミの仲間、そして勉学に対する真摯な姿勢を通じて自分の可能性が無限に広がっていること…。今回の優勝は、我が校のように少人数制で先生・学生同士・そして、自分自身と向き合う環境があるからこそ成し遂げられた結果であると思います。


【資料班・ポップカルチャー】  私達は文化についての知識が十分でなく、また切り口も広く、どのような観点から立論を確立させていくべきか大変悩むこともありました。更に、それらを裏付けるべき情報収集も上手くいかず行き詰まりそうになることもありました。しかし、互いに励まし合い、最後まで決して諦めることなく私たちの考えを形作ることが出来ました。あの猛烈に暑い夏の日々に、毎日のように大学に集まりゼミ生が一丸となって学んだ事は、一生忘れることのできない貴重な経験になりました。誰よりも「熱」い最高の夏でした。


【資料班・地球温暖化】  本選までの道のりを一言で表すならば「山登り」です。後方支援として地球温暖化問題に取り組むにあたって、その複雑さ・不透明さにやりがいも感じる一方で、悩む部分もありました。
 温暖化問題は、政治・経済・科学・技術など複数の分野をまたいでいます。したがって、この問題について議論する前に、多方面からの資料にあたりながら専門知識を基礎から正確に把握し、理解する必要がありました。また、地球温暖化は現在進行中の問題であり、各国が共通の理念や問題解決のための改善策を模索している状態にあります。そのため、この問題には未だ不透明な部分が多く、ひとつの情報を得るのに丸1日を費やしたこともありました。さまざまな難所に遭遇することで、本選までの道のりを果てしなく感じることもありましたが、互いに励まし、フォローしあうことで一つひとつを乗り越えていくことができました。
 後方支援として、一進一退しながらも優勝という頂上に向かって準備を進め、登頂成功に貢献することができたことを誇りに思っています。

集合写真

討論班 資料班

【参加学生から一言】 ◆一つの知識を深く追求する事。一つの目標に時間をかけて取り組む事。一つの喜びを皆で分かち合う事…この大学に入ったから知った事!
◆チームで一つの問題に取り組む、勉強の“過程”に多くのことを学ぶ良い機会となりました。
◆討論会という一つの目標に向い、壁にぶつかりながらも皆で取り組んだ事はとても意義深いものでした。
◆たとえ壁にぶつかっても、いつか壁を越えることが出来ると信じて努力し続けることの大切さを実感しました。
◆ゼミ生と気持ちを一つにして学んだことは貴重な経験となりました。この建学の精神を大切にし、今後も頑張りたいと思います。
◆切磋琢磨できる仲間、先生への感謝や発見した強みや改善点を心に留め、今後も精進していきます!
◆今年の夏のキーワード:「継続は力なり」。ゼミ生の頑張りに励まされ、本番までやり抜くことができました。皆が2ヶ月継続して培った力は、まさにこのゼミの宝です☆
◆信頼できる仲間がいて、それを守りたいと思うことはこんなにも人を強くするのだということを学びました。


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