聖心女子大学

学生団体SHRET 東日本入国管理センター(茨城県・牛久)見学

 2014年12月3日(木)・11日(木)、聖心女子大学の学生団体SHRETと筑波大学CLOVER(難民と共に歩むユース団体)が、難民申請者を含む多くの外国人を収容している東日本入国管理センター(茨城県牛久)を訪問。5名の被収容者の方へのインタビューを通して、日本への思いとともに、日本や日本の学生に対するニーズを学びました。

(2015年3月掲載)


【 学生の感想 】

報告者:SHRET副代表 渡邉裕佳 (国際交流学科2年)

 SHRET メンバーは合わせて5名が参加。それぞれ、男女あわせて31歳から44歳のフィリピン、インド、日系ブラジル、ナイジェリア、ペルーの方と面会した。これらの被収容者の方から収容所でのストレスや、日本や家族に対する思いや気持ちなどについてお聞きした。

 牛久の収容所については以前から話を聞いていたものの,想像以上に「隔離された場所」という印象を受けた。「入国管理局」という名前を持ちながら「収容所」と呼ばれるのにふさわしい場だ思う。一番疑問に感じたことは,なぜ彼らと話す際にガラス越しでければならないのかということだ。これでは本当に刑務所のようではないか。そして面会時間はたったの30分である。ここまで行動を制限する権利はどこから生まれるのだろう。私がもし同じような状況を強いられたら,間違く日本を嫌いになるだろう。しかし彼は,日本が大好きだという。日本の全てが好きだと話してくれた。私達学生を温かい心で迎え入れ,ガラス越しに手を合わせてくれた。彼の「私は日本人になりたい」とう言葉は非常に胸に響いた。「私の心は日本人。ただひとつ違うことは肌の色だけ」。衝撃を受けるフレーズである。彼はもし肌の色を変えることできる場所が存在するならばそこに行き,自分の肌の色を変えたいとまで言っていた。単純に日本のことが好きなだけかもしれない。しかし私は,その裏に,もしも自分が日本人であればこような辛い生活を強いられないだろうという彼の思いが存在するように感じた。自分がナイジェリア人であることの誇り,そしてアイデンティティをも傷つけてまうような環境がそこにはあるのかもしれい。
 今回の訪問は日本政府の外国人に対する厳しい制度を,肌で感じた体験であった。同じ日本に住む人間として目をそむけられない現状だと思う。たった一回の訪問で入国管理局の問題点を述べることは出来ないが,SHRETとして彼らのためにできる具体的アクションを見つけていかねばならないと感じた。


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