■高校生のための公開講座(2003年7月30日(水)実施)- Photo Gallery -

 夏休みを利用して、参加できるように、聖心女子大学では、今年も高校生のための公開講座、日本語日本文学と教育心理学の分野の2講座を開催しました。
 北は札幌、南は福岡までの日本全国から大勢の高校生が集まり、高校とは違う大学の授業に緊張しながらも、みなさんは未知の世界に興味を抱き、熱心に受講していました。
 もっと他の科目の授業も受けてみたいという、積極的な声も多かったです。

受付の様子
午前の講座:大塚美保助教授(日本語日本文学科)による「小説を読むための着眼点」
■講座概略■
 高校の国語の授業で習う文学教材が苦手、というあなた。文学作品は難しい、どう読んだらいいのかわからない、というあなた。まずはいちばん身近な、現代語の小説の扉をたたいてみませんか。小説を読み解くには特別な「文学的感性」が必要だ、などという思い込みはこのさい捨ててしまいましょう。ちょっとした目の付けどころしだいで、誰もが小説の秘密をすらすら読み解くことができ、文学をもっと楽しめるようになるのです。
 この講座では、そんな着眼点の一つをわかりやすく紹介します。例に取るのは、明治時代の驚異的ベストセラー『金色夜叉』から、今日第一線で活躍中の作家の作品まで、さまざま。初めて読むという方も心配は無用です。小説好きの方も、もちろん大歓迎。大学1年生が入学後すぐに体験するのと同じ文学講義、あなたも参加してみませんか。
午後の講座:川上清文教授(教育学科)による「心理学の魅力!」
■講座概略■
 皆さんは、心理学と聞くとどんな単語を連想しますか?「夢」「恋愛」「性格」「悩み」などでしょうか?それとも、もっと具体的な「うつ」「血液型と性格」「フロイト」などでしょうか?私の研究している分野のキーワードは、「赤ちゃん」「ストレス」「ニホンザル」といったものです。意外に思われるかもしれません。心理学の扱う分野は広いのです。ヒトに関わること、すべてが研究テーマになりえます。でも「ニホンザル」は、ヒトと関係ないでしょう、という声が聞こえてきそうです。いえいえ、「ニホンザル」を研究することでヒトがわかってくることもあるのです。
 公開講座では、私自身が研究していることをお話します。本を読めば書いてあることを聞いてもつまらないですからね。私が一番お伝えしたいことは、“心理学では、データがすべてだ”ということです。あなたが、世界的な大発見をする可能性があるのです。どんな大先生も学部の学生も、データの前では平等です。
 心理学の世界へ、ようこそ!