2012年元旦
   新春メッセージ

本年が皆さんにとって良い年になりますよう、
         心よりお祈り申し上げます

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【副学長(学務担当) 関場 誓子 教授からのメッセージ】

 受験生の皆様に、新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年の日本は未曾有の災害に見舞われ、今なお多くの方々が不自由な生活を余儀なくされていらっしゃいます。受験生の皆様の中にも厳しい環境の中で受験シーズンを迎えようとしている方が大勢いらっしゃるのではないでしょうか。新年が被災地の皆様にとって復興への前進の年となることを願ってやみません。聖心女子大学では、被災された方々を含む全ての受験生の皆様に、持てる力を最大限発揮していただけるよう、細心の注意を払って入試の準備にあたっております。今回は、受験本番を前に、確認の意味を込めて本学の学びの特徴をご紹介したいと思います。

 聖心女子大学文学部の特徴は、9つの学科専攻のもとで人文科学から社会科学にいたる幅広い領域を学べるということにあります。本学に入学した学生は、まず基礎課程と呼ばれる1年次生の間に9つの学科専攻が開講する様々な学問領域の授業を受けることができます。こうして実際に授業を受けることで、本当に自分自身の興味や関心にあった学問分野を見極め、その上で2年次からの学科専攻別の学びに入るのです。各学科専攻には、それぞれ充実した講義科目や演習(ゼミナール)が用意されていますが、少人数教育という本学の特徴をもっともよく反映しているのが、このゼミナールです。ゼミナールでは様々な文献を通して知識を深め、発表や議論によって自分の考えを論理的に説明する訓練を積み重ねます。そのような勉学が4年次において全員必修の卒業論文として結実するのです。聖心女子大学は、すべての学生に対し、ゼミナールへの参加と、そのゼミナールの担当教員による、きめ細かな指導のもとでの卒業論文作成を義務付けている、数少ない大学の一つであることを誇りとしています。

 ゼミナールに代表される少人数教育とともに、聖心女子大学が重視しているのが国際性です。聖心女子大学は、イギリス、フランス、アメリカ、オーストラリア、台湾、韓国などの協定校との間で交換推薦留学の制度を結んでおり、これらの協定校に半年、または1年間の留学をした場合、留学中の習得単位は本学の卒業所要単位として認められることになっております。英語圏以外の外国への留学を支えているものが、本学の第二外国語の制度です。本学では、英語を第一外国語とし、フランス語、ドイツ語、スペイン語、コリア語、中国語を第二外国語として、その受講を全員に義務付けています。本学の卒業生の中には、記者として、外交官として、あるいは国際公務員として活躍している人たちが少なくありませんが、その活躍の一端を支えているものが英語だけに止まらない外国語の力であることはいうまでもありません。

 聖心女子大学のカリキュラムには、9つの学科専攻が提供する専門科目のほかに、キリスト教学や、語学、体育運動学といった「全学必修科目」や、「総合現代教養科目」と言う学科横断的な科目群があります。この「総合現代教養科目」は、地球規模で考え、行動し、交流するという時代のニーズを踏まえて導入されたもので、自己の確立や、現代社会と文化、あるいは自然と人間と言った多様な角度から社会をとらえることを目的としています。この4月からは、東日本大震災を始めとする幾多の災害の経験を踏まえ、この科目群の中に「災害と人間」と言う授業科目も新設します。

 このように聖心女子大学は、リベラルアーツの伝統を守りつつも常に時代の要請に応え続けています。聖心女子大学の高い就職率や就職した卒業生たちの高い満足度は各種メディアでも注目されていますが、社会におけるそうした高い評価は、本学の卒業生たちが在学中に充実した学びの時間を過ごした証と言えるでしょう。

 受験生の皆様、入試本番までの残り少ない日々を健康に留意しながら、目標に向かって邁進してください。キャンパスの桜並木が満開になる頃、元気な新入生の皆様にお会いできることを教職員一同楽しみにお待ちしております。

関場 誓子: 副学長(学務担当) 歴史社会学科国際交流専攻 教授

アメリカの対外政策の移り変わりを、政策決定に関わった人々の「人間ドラマ」として追求するとともに、それが日本の対外政策にどのように関わるかを考察します。

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