聖心女子大学

聖心女子大学の 広報活動をとおした
東日本大震災 被災地支援/環境保全の取り組みのご紹介

広報活動での支援活動

 聖心女子大学ではさまざまな取り組みをとおして、東日本大震災での被災地の支援や環境保全活動に取り組んでいます。

 大学・短大・専門学校への「環境に配慮したガイドブックの制作をしているか」というアンケート結果では、「している」は19%と、2割にも達しておらず、まだまだ少数派と言えるかも知れません。(株式会社ポストインネットワーク(2012年6月)調べ)
 「はい」と答えた19%の内訳では、紙=45%、印刷=22%、インク=22%、発送=11%となっていますが、本学ではこの4種類の全てにおいて配慮をしています。

 一見、無関係に思える広報活動での、こうした本学の取り組みの一端をご紹介いたします。

聖心女子大学 入学広報課


夏のオープンキャンパスでの節電への取り組み(1)  聖心女子大学では積極的に節電に取り組んでいます。例えば、本学を訪れてくださった方の中には、廊下が暗いと感じる場合もあるようです。本学1号館の廊下の電気は、人を感知する「人感センサー」がついていて、普段は暗めの設定で、人が通ると明るくなります。そこで、最初に廊下を見た方は暗いような印象を受けるようです。

広報活動での支援活動

広報活動での支援活動

 これを初めとして、夏場に特に節電に有効とされる、エアコンの温度設定も28度とさせていただいています。
 オープンキャンパスのアンケートでは、特に多くの参加者が入るマリアンホール等が「暑い」というご意見もいただきました。そこで登場するのが、この「うちわ」です。 さらに、この「うちわ」の「要」の部分をよく見るとエコマークがついていることにもお気づきになるかも知れません。
 せっかく暑い中を来学してくださった受験生や保護者の皆様に、大学に到着しても暑いのは申し訳ないのですが、せめてもの本学の気持ちとして、この「うちわ」をお使いいただければ幸いです。

 本学では、こうした節電活動においても東日本大震災の被災地を応援していきたいと考えています。


夏のオープンキャンパスでの節電への取り組み(2)  たいへん多くの高校生とその保護者の方々にご参加いただく真夏の総合オープンキャンパス。多くの方がご来学くださるので、本学で最も大きなスペース「マリアンホール」に、まずお通しすることになります。
 大きな空間の冷房は使用電力量がとても大きくなることが分かっています。しかしながら、暑い中をお越しになり、続いて暑い中で説明を聞くことも苦痛です。
 そこで、本学ではマリアンホールにおける冷房効率が最も高くなるようなエアコン使用法の確立を目指して、温度記録計によって収集したデータを活用すべく模索しています。

広報活動での支援活動

広報活動での支援活動

 例えば、上部の換気窓を一定時間開放した後にエアコンの使用を開始すると、人の背の高さで設定温度に下がるまでの使用電力量が抑えられるかどうか、といったことを科学的に調査します。
 オープンキャンパスのご参加くださった方の中には、写真の満席のマリアンホールの壁の様々な場所の様々な高さに、白枠内のような温度計測計が設置されていたことにお気づきになられた方もいらっしゃるかも知れません。
 本学の西原直枝先生(教育学科)が室内環境・建築環境・省エネルギーを専門としていることから、こうした取り組みの進展に繋がったこともあります。

 本学では今後もこうした、人の活動効率をできるだけ下げない範囲での節電方法を模索していきたいと考えています。


東日本大震災復興支援 「落ちないマリア像」 カード  宮城県塩釜市のカトリック塩釜教会にあるマリア像をカードにしたものです。
 2011年3月11日の東日本大震災の時も、それ以前の地震でも、一度も倒れたり、落ちたりしたことのない、不思議なマリア様です。向かって左手の柱には、マリア像が大きく揺れて、ぶつかった痕が残っていますが、それでも台から落ちたりはしなかった、とのことです。
 カトリック塩釜教会では、「落ちない」ということから、これから試験に臨むといった方々はもちろん、階段や段差に躓かないということで、広く皆様がお祈りに訪れるとのことです。
  本学では、 「皆さまに祈りをこめて、このカードをお贈りいたします。」

広報活動での支援活動

 写真は神奈川県鎌倉市にあるカトリック雪ノ下教会からご提供いただいたものです。
 何故このカードが東日本大震災の被災地復興支援に役立つのかと言うと・・・カードを置いている宮代ショップとキャリアセンターに、募金箱とともに次のような掲示をしているからです。

 「このカードをお持ちになる方は、ご寄付をお願いいたします。皆様のお志は、東日本大震災の被災地復興支援金として、大学からカトリック塩釜教会にお送りします。」

 また、オープンキャンパスでは参加者の皆さんにプレゼントしていますが、受け取られた受験生の皆さんが寄附してくださってもいます。
 こうして少しずつではあっても息の長い支援を、と願っています。


震災復興支援のカーボンオフセットつきメール便

広報活動での支援活動

広報活動での支援活動

広報活動での支援活動
広報活動での支援活動

 「カーボンオフセット」という言葉をご存知でしょうか。聖心女子大学では、高等学校や受験生の皆さんにガイドブックや募集要項等の資料を郵送でお届けしていますが、こうした活動をとおして排出される二酸化炭素などの温室効果ガスを、少しでも、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業などによって「他の場所」で直接的、間接的に吸収しようという活動をしています。

 本学では、この「カーボンオフセット」を東日本大震災の被災地支援に役立てることを目的に、岩手県を指定した「カーボンオフセット付きメール便」を採用しています。
 2011年から2013年は「岩手釜石の森から生まれるクレジット(プロジェクト番号:0034))」に、2014年と2015年は「震災がれき再資源化によるJ-VER創出プロジェクト: 大船渡市ほか被災自治体と太平洋セメント(プロジェクト番号:0245)」のカーボンオフセットメール便といたしました。2016年は「森の町内会(間伐サポーター企業群と岩手県岩泉町・葛巻町の連携による間伐促進プロジェクト):環境NPOオフィス町内会(プロジェクト番号:0016)」に活用いたします。これを利用する郵送物には、左上のようなシールが貼られています。

 2011年からの「岩手釜石の森から・・・」プロジェクトでは、釜石地方森林組合による集約化施業で被災した森林の整備活動に活用され、2014年からの「震災がれき再資源化による・・・」プロジェクトでは、東日本大震災で発生した震災がれきを大船渡市のセメント工場で使用する石炭の代替燃料として活用され、温室効果ガス排出を削減するために使われています。左の画像は石炭を代替するがれき由来の木屑の山です。2016年からの「森の町内会・・・」プロジェクトでは、子供たちの太陽光発電と農業の体験学習プログラム(南相馬ソーラー・アグリパーク事業)と子供たちの林業体験プログラム(キッザニア東京)に活用されます。(左画像は南相馬ソーラー・アグリパークの体験ゾーンの子ども達の様子。施設のHPより)

 皆さんや高等学校が本学からの郵送物を受け取られた時、このシールが付いていれば、皆さんもまた、本学をとおして被災地支援のお手伝いをしている、ということになります。
 2016年度は、この活動によって5,590kg、2011年からの通算で62,587kgのオフセット量が得られました(左の証書)。


石の紙袋

広報活動での支援活動

広報活動での支援活動

 カーボンオフセットと同じ考えですが、森林の伐採を少なくすることを目的に、石を原料とした紙袋をお渡ししています。

 主にオープンキャンパスなどの参加者の皆さんにお渡ししている左の紙袋ですが、お受け取りになった方の中には、手触りが少し普通の紙とは違うな、と感じられた方もおいでかと思います。
 さらによく見ていただくと、紙袋の横、「まち」の部分に、「この袋が石を原材料としているものです」というマークと解説が小さく書いてあります。

 東日本大震災の被災地支援には直接的な支援ではありませんが、こうした環境保全活動をとおして少しずつ地球規模の支援に役立てられればと考えています。


エコ印刷  聖心女子大学のガイドブックを手にされたら、その裏面にもご注目ください。これらのマークは全て、「エコ印刷」に関するものです。

広報活動での支援活動

 例えば、中央のマークはWWFの活動のひとつ、FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)の「森林認証制度」に準拠した紙を使用しているということを表しています。また、一番右のマークは、印刷に使うインクを石油ではなく植物油を原材料としていることを表しています。
 植物オイルを原材料とすることで、間接的に大豆やパームやしなどを育てることになり、環境保全活動に繋がると言われています。聖心女子大学では、こうした活動をとおして環境保全のお役に立てたらという願いから採用しているものです。

close