広報オンライン(アーカイブ)
July 21, 2016
「ゆかり本」
▼本学の第一期生である須賀敦子さんが、友人へ綴った55通の手紙を纏めた『須賀敦子の手紙』(2016年5月28日、須賀敦子、つるとはな)が発行されました。
▼本書の内容は以下のとおり(つるとはなHPから)。
雑誌「つるとはな」で大きな話題となった未公開書簡の完全収録版。須賀敦子は1967年に夫ペッピーノを失い、70年に父を、72年に母を失った。帰国してまもない須賀は、深まる孤独のなかで生涯の友人と出会う。その友情はやがて、四半世紀にわたりつづくものとなっていった。こころを許した友人への手紙には、須賀の迷いや悩みが率直につづられている。ときにはさりげなく、恋の終わりが打ち明けられることもあった。55通の手紙を、青インクの筆跡もリアルな高精度カラー写真で掲載。
須賀敦子の全集未収録のエッセイ「おすまさんのこと」。北村良子(須賀敦子・妹)へのインタビュー「姉の手紙」。スマ&ジョエル・コーン夫妻へのインタビュー「須賀敦子とのこと」。松山巖のエッセイ「コーン夫妻への手紙を読んで」も収録。未公開のままだった40通も、本書に初めて掲載しています。
▼関連記事はこちら。→(日経、朝日新聞)須賀敦子さん、未公開書簡55通見つかる