聖心女子大学

総合現代教養科目 「災害と人間−3.11以降の社会と文化−」
『高砂長寿味噌本舗 高砂ご夫妻 講演』 公開授業

 2015年6月8日(月) 第5限の総合現代教養科目「災害と人間−3.11以降の社会と文化−」(宮代ホール)にて、宮城県石巻市の「希望の味噌」と呼ばれるようになった株式会社高砂長寿味噌本舗の高砂ご夫妻をお迎えして、公開授業を開催。当時の状況と現在の復興の様子について詳しくお話をうかがいました。
 司会進行役は本学卒業生の市川さん。震災後、支援活動の中でご夫妻と出会い、その後の親密な交流から今回の企画が生まれました。

 多くの学生・教職員、そして同窓生の皆さんが、高砂ご夫妻の、東日本大震災の実体験、道半ばの復興へ4年にわたる道のり、現在の被災地や産業の抱える問題などについて、耳を傾けました。


高砂ご夫妻による講演/公開授業

 震災は自分達被災者だけの問題ではない。若い皆さんには、ぜひ被災地を訪れ、自分の目で見て、身体で感じとり、その体験を持ち帰り、家族・友人・地域にあらゆる手段で、災害の大変さを訴え、広めて欲しい。そして皆さん自身も防災の大切さを知って欲しい。

 立て直しまで10年はかかると思っている、という被災地の方でないと語れない実感も印象的でした。県からの助成は水産業に集中しており、それ以外の企業など訴えてもなかなか聞き入れられないという、やるせなさがひしひしと伝わってきて、涙する学生もいました。

 地元の産業が本当に復興するために今必要なものは仕事とお金。今も続く風評被害に困っている。東北に来て、食べて飲んで、お土産を買って、現地の雇用や消費を支えて欲しい、とおっしゃっていました。

 講演の最後に、ご夫妻のリクエストで、全員で復興支援ソングの「花は咲く」を歌いました。







 講演終了後は、学生たちが付箋紙に感想を書き貼りました。短い時間ではあっても心に感じたことを、小さな付箋紙に小さい文字でびっしりと書いていました。高砂ご夫妻は、全部の付箋紙を持ち帰って、蔵とかお店などに貼り出したいとおっしゃっておられました。

     左は「東北復興支援−希望の環(わ)」で紹介された『希望の味噌』の表紙と、高砂長寿味噌本舗のパンフレットの表紙。
「高砂長寿味噌本舗」ウェブサイトはこちら
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