平成14年度 第11回 教養セミナー(終了のご報告)

 本学では、テーマを設けて少人数のセミナー形式の講座を開催しております。
 平成14年度も秋季教養セミナー2講座が、10月18日から11月15日の毎金曜日午前・午後各5回に亘ってカトリック女子教育研究所で開講されました。
 午前は日本史学の小原仁教授による「東大寺の再建と勧進聖重源」。勧進聖重源の卓越した行動力とマネジメントを通して、古代から中世への激動の四半世紀の実証に迫りました。
 午後は哲学の加藤和哉助教授による「一神教と多宗教の時代」。中世のキリスト教思想をひも解きながら、キリスト教が他の宗教との対話の可能性をどのように考えてきたかを考察しました。
 いずれも宗教に絡むテーマで、受講者は歴史や哲学を通して人間の内なる信仰から現在の世界情勢に至るまでを改めて考える機会を得て、格別に意義深かったこと。さらに、本学の公開講座やセミナーなどで受けたそれぞれの講義が、どこかでつながって、一つの集大成をなしてきたと成果を喜ばれておられました。
 以下、ご参考までに教養セミナーの様子と募集概要をご紹介いたします。



第11回教養セミナーの様子

午前の講座(小原教授)

午後の講座(加藤助教授)


                 募集概要(ご参考)

教養セミナー
 聖心女子大学では、オープン・ユニバーシティー(開かれた大学)の理念にもとづき、生涯学習の場を提供するために、その一つとして「教養セミナー」を毎年開催しております。
 「教養セミナー」は一人の講師が全5回を受け持ち、少人数のセミナー形式で実施いたします。

▼  平成14年10月18日〜11月15日(毎金曜日 全5回)

1.日本中世史  時間:10:30〜12:00
東大寺の再建と勧進聖重源(かんじんひじりちょうげん)
講師:小原 仁 本学教授(歴史社会学科史学専攻)
内 容
 東大寺が平家に焼討ちされたのは1181年、それが勧進聖重源によって再建されたのは1203年。この間に平家が滅び鎌倉幕府が創設され、清盛・後白河・義経・頼朝といったお馴染みの人々が、足早に歴史の舞台を駆け抜けていった。
 古代から中世への激動の4半世紀に、平和の象徴としての大仏や大仏殿・南大門などの東大寺の巨大建築はいかにして再建されたか。
 勧進聖重源の卓越した行動力とマネジメントの妙、権力者後白河院と源頼朝の駆け引きとパフォーマンスの競演、宋人陳和卿に代表される日宋(中)の交流、歴史の新しい登場人物である地頭や鎌倉御家人と再建事業との関わりなど、東大寺再建のプロセスをたどりながら時代の実像に迫りたい。
2.西洋中世思想  時間:13:30〜15:00
−神教と多宗教の時代−
講師:加藤 和哉 本学助教授(哲学科)
内 容
 唯一の神を信仰する一神教(唯一神教)には、他の宗教に対して非寛容であるというイメージがつきまといます。もちろん現代では、キリスト教であれ、イスラム教であれ、その主要な宗派は、宗教間対話に対して積極的であり、相互尊重を唱えています。しかし、それは現実的な対応に過ぎず、そもそも一神教の本質は排他的・独善的なものなのではないか、との疑いが完全に晴れたとはいいがたいようにも見えます。歴史的には、偶像破壊、異端狩り、魔女狩りなどが、その証拠として挙げられるでしょう。しかも、昨年来の一連の出来事は、これらが必ずしもまったく過去のものでないことを証明しているかのようです。
 中世のキリスト教思想をひもときながら、キリスト教が他の宗教との対話の可能性をどのように考えてきたのかをお話ししたいと思います。

平成14年度 秋季教養セミナー
会場 聖心女子大学 カトリック女子教育研究所(本学キャンパス内)
受講料 1セミナー(全5回)1万円
定員 各セミナー 25名(先着順)
受講資格 どなたでも受講できます。
申込期間 平成14年8月1日(木)より(午前10時〜午後4時)(土・日・祝、8/12〜8/14を除く)
締め切り 申し込み順に受け付け、定員に達した場合は、
受け付けを終了させていただきます。
申込方法
(1) 先ずお電話にてお申し込み下さい。本学指定の「聖心女子大学教養講座」振込用紙兼申込書をお送り致します。
(2) 振込用紙兼申込書に必要事項をご記入のうえ、最寄りの銀行の窓口よりお振り込みください(機械による振込はご遠慮ください)。
(3) ご入金後、受講証明書をお送りします。なお納入された受講料は、原則としてお返しいたしませんのでご了承ください。
申し込み・
お問い合せ先
聖心女子大学広報課(担当:三浦)
TEL.:03-3407-5242(直通)
TEL.:03-3407-5811(代表) 内線647


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