平成14年度 第21回 教養講座(終了のご報告)

 本学の教養講座は昭和57年から開催しております。平成14年度の第21回教養講座は、統一テーマ「共生」にて実施し、加藤信朗都立大学名誉教授(元本学教授)他、本学の4人の教員により各専門分野から実り多い講義が行われました。
 特に昨年9月の同時多発テロ事件発生以来、受講者にとっても関心の深い問題でもありました。
 今回の講義において、「共生」が実現されるには、民族・文明・宗教の違いを超えて世界中の人々が互いに理解し、扶助しながら50年、100年の長いスパンで共に考えていくことが必要であるという問題提起ができたことに大きな意味がありました。
 以下、ご参考までに教養講座の様子と募集概要をご紹介いたします。


第21回教養講座の様子


第1回


第2回


第3回


第4回


第5回


受講者の様子



                 募集概要(ご参考)

統一テーマ「共生」
 平成14年度の教養講座の統一テーマは「共生」です。私たちは、個人・集団・人間として、それぞれの属性とは異質な他の存在と共存して生きています。しかし現実には、異質を異質たらしめている境界が、対立・傷害・破壊をもたらす局面になっていることも多くあります。
 地球環境の破壊が進み、自然の中の一員としての人間の自覚が高まると共に、世界のいろいろな次元で国際化・情報化・グローバリゼーションが進む地球時代において、全ての人々がその立場を越えてお互いに理解し合い、支え合い、共に生きる努力をし、多文化・多元的価値社会を創り出すのでなければ、このかけがえのない地球と、そこでの平和な生活を次の世代に引き継ぐことはできない、という認識が深まっています。
 この講座では、今唱えられ始めた新しい秩序原理としての「共生」について、いくつかの観点から考えてみたいと思います。

第1回 5月18日(土) 時間:10:30〜12:00
多元なるものの共生 −東アジアからの声−
講師:加藤 信郎
都立大学名誉教授・元聖心女子大学教授(教父哲学・ギリシャ哲学)
内 容(募集要項より)
 昨年9月以来、「共生」という言葉ほど悲願をこめて全地表の人類の胸に昇ったものはなかったろう。現代技術と経済の潮のような一元化の勢いのなかで、多元的な民族、文化、宗教の固有の生命を支える智慧はどこにあるのか。その哲学的な基盤を東アジアという視点から考えたい。

第2回 5月25日(土) 時間:10:30〜12:00
ミクロコスモスとしての人間−共生の臨床心理学−
講師:五味 義夫
聖心女子大学教授(臨床心理学)
内 容(募集要項より)
 絶えまない犯罪や戦争、進む公害や環境破壊、深まる人間疎外と精神的荒廃。いつまで、かくも深刻で悲惨な状況が続くのか。もしかすれば、人間は好んで悲しみや不幸を求めているのではないか。人間の再生と共生への願いを込めて、ささやかな提言をしたい。

第3回 6月1日(土) 時間:10:30〜12:00
多宗教社会中東における共生の倫理と実態
講師:山口 昭彦
聖心女子大学講師(東洋史)
内 容(募集要項より)
 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教など多様な宗教が生まれた中東において、人々はどのような共生の倫理を生み出し、実践したのだろうか。イスラム国家オスマン帝国(1299 〜 1922)を事例として考える。

第4回 6月8日(土) 時間:10:30〜12:00
体育・スポーツを考える −共生を視点として−
講師:田所 学而
聖心女子大学教授(体育学)
内 容(募集要項より)
 過去において、体力増強や国威発揚のために、政治に利用された実績をもつ体育やスポーツが、今後どのようにすれば国と国・男と女等の共生に寄与することができるようになるのかを考えてみたい。  

第5回 6月15日(土) 時間:10:30〜12:00
海外の日本語教育から学んだこと
講師:佐久間 勝彦
聖心女子大学教授(日本語教育)
内 容(募集要項より)
 韓国では毎年70万人以上の高校生が日本語を学習している。また、インドネシアやタイでも多くの高校生が日本語を学んでいる。いずれも第二外国語としてである。なぜ日本の高等学校では第二外国語学習が一般的でないのかなどを含め、第二外国語学習の意味について考えたい。  

平成14年度 春季教養講座
会場 聖心女子大学 3号館「宮代ホール」
受講料 全5回 3,000円(一般) 1,500円(学生)
※各回毎の受付はいたしません
終了証書 全5回出席された方には修了証書を発行
定員 200名
受講資格 どなたでも受講できます。
申込期間 平成14年4月3日(水) 〜 4月25日(木)
締め切り 申し込み順に受け付け、定員に達した場合は、
受け付けを終了させていただきます。
申込方法
(1) 先ずお電話にてお申し込み下さい。本学指定の「聖心女子大学教養講座」振込用紙兼申込書をお送り致します。
(2) 振込用紙兼申込書に必要事項をご記入のうえ、最寄りの銀行の窓口よりお振り込みください(機械振込はご遠慮ください)。
(3) ご入金後、受講証明書をお送りします。なお納入された受講料は、原則としてお返し致しませんのでご了承ください。
申し込み・
お問い合せ先
聖心女子大学広報課(担当:三浦)
TEL.:03-3407-5242(直通)
TEL.:03-3407-5811(代表) 内線647

Copyright 1996-2002, University of the Sacred Heart, Tokyo   all rights reserved.