第23回 教養講座終了のご報告


 5月15日から6月12日までの毎土曜日に第23回教養講座が5回にわたって開催されました。
 今回の統一テーマは「対立」で本学教員がさまざまな角度から講義を行いました。

5月15日
第 1 回
   5月22日
第 2 回
5月29日
第 3 回
   6月5日
第 4 回
6月12日
第 5 回
           


                 募集概要(ご参考)

  平成16年度 春季教養講座

■開講のことば

 聖心女子大学は、マグダレナ・ソフィア・バラが1801年にフランスで創立した聖心女子学院の教育理念に基づいて、戦後、日本で最も早く1948年にスタートした大学の一つです。
 その教育理念は、一人一人の人間をかけがえのない存在として愛するキリストの精神に学び、学業を修め、その成果をもって社会との関わりを深めることにあります。
 この教育理念に基づいて、本学は50余年、多くの優れた人材を育て、社会に送り出すとともに、研究と教育の成果をさまざまな形で社会に還元するための努力を継続してまいりました。
 「聖心女子大学教養講座」はその一つとして長い歴史を持ち、多くの方々の参加を得てきました。毎回、統一テーマを、時代と社会が提起する問題から選び、それを本学の豊かな教授陣が講師として多角的な視点から考察・提言し、皆様と共に考え、認識を深めることを目的としています。
 この講座が皆様にとって、興味深くまた有意義であることを願い、同時に本学のあり方についても知っていただく機会になることを期待します。
 今回も多数の方々の参加を願ってやみません。
聖心女子大学学長 山縣喜代

■統一テーマ「対立」
 平成16年度の教養講座の統一テーマは「対立」です。
 「対立」はマイナスイメージのキーワードとして考えられることが多い言葉ですが、あらゆる物事の根本にあるとても大事な概念です。私たちは対立を基本的に望んでいるわけではありませんし、対立をしないで済ませる“妥協”の道が得策という考え方もあります。
 基本に立ち帰るならば、“対立”はどうして生まれるのか、対立することにどんな意味があるのか、対立は必ず解消すべきものなのか、またそれにはどのような方策があるのか、ということを再認識し、対立のないところに生まれる安定・宥和はニセ物だということを知るチャンスになる講座であることを目指します。喧嘩しなければ仲良くなれない、というではありませんか。
 もちろん、講師のさまざまな研究領域の立場から、意外性のある“対立”についての話も期待できることを申し添えておきます。

▼ 第1回:頼朝と義経の物語−何が対立を生んだのか
▼ 第2回:記憶と記録
▼ 第3回:桂太郎にみる対立と調和−「超然主義」から「情位投合」へ−
▼ 第4回:宗教における暴力と平和
▼ 第5回:「対立」をこわがらず、「対立」にこだわらず
第1回 5月15日(土)10:30〜12:00
頼朝と義経の物語 − 何が対立を生んだのか

奥田 勲
聖心女子大学名誉教授(日本語日本文学)
内容(募集要項より)
日本の中世の始発点を彩る、あまりにも対照的なこの二人の葛藤の物語るものは何か。後の世の人々が作り上げた虚構としての対立ではないか、という疑問をスタートラインに置きつつ、物語の世界から両者を考察し、ついに判官贔眉を形成するに至る日本人の心性に触れます。

第2回 5月22日(土)10:30〜12:00
記憶と記録

高橋雅延
聖心女子大学助教授(心理学)
内容(募集要項より)
われわれの記憶(思い出)は不確かなものであると同時に、われわれの現在と未来に影響を与えている。一方科学技術の発達により、記録の精度は飛躍的に向上している。ここでは、記録との対比から、記憶の特徴と機能について心理学の研究成果とともに考える。

第3回 5月29日(土)10:30〜12:00
桂太郎にみる対立と調和−「超然主義」から「情意投合」へ −

佐々木 隆
聖心女子大学教授(史学)
内容(募集要項より)
明治の軍人政治家・桂太郎ははじめ大の政党嫌いとして知られていた。藩閥と民党が対立する中、政党が屈伏するまで解散を連発せよなどと強硬論を振り回していた桂だが、初の政党内閣・隈板内閣に不本意にも閣僚として残留させられたことから、その政党観は次第に変貌し始める。政党排撃論者だった桂が政友会と和解し、さらには二大政党制の基礎を築くまでの対立と調和の軌跡を描く。

第4回 6月5日(土)10:30〜12:00
宗教における暴力と平和

堀江宗正
聖心女子大学専任講師(人間関係)
内容(募集要項より)
宗教は平和的か、暴力的か。メディアでは、宗教の暴力性が強調されがちです。それに対して、宗教者の多くは、自分たちは平和主義者なのだから関係ないという態度をとります。私はどちらも無責任だと思います。それはなぜなのかを、お話したいと思います。

第5回 6月12日(土)10:30〜12:00
「対立」をこわがらず、「対立」にこだわらず

冨原眞弓
聖心女子大学教授(哲学)
内容(募集要項より)
「対立」をまえにしたときの人間のタイプを、むりは承知のうえで、ふたつに分けてみましょう。なにがなんでも他人との衝突や不協和音を避けようとするタイプ。ストレスの発散の趣味などではと勘ぐりたくなるほどけんかっぱやいタイプ。でも、もしかすると、同じ根に発しているのかもしれません。「対立」と、その向こうにある「和解」を哲学してみます。

※秋季教養セミナー開催のお知らせ
 10月中旬頃開催予定です。詳細については教養講座の最終回でお知らせいたします。
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■受講のご案内
会  場 聖心女子大学3号館「宮代ホール」(構内図参照)
受講料  全5回 3,000円(一般)1,500円(学生)(各回毎の受け付けはいたしません)
修了証書 全5回出席された方には修了証書を発行いたします。
定  員 200名
受講資格 どなたでも受講できます。
申込開始 平成16年4月1日(木)より
締め切り 申し込み順に受け付け、定員に達した場合は受け付けを終了させていただきます。
申込方法 1) 先ずお電話にてお申し込み下さい。
    2) 本学指定の「聖心女子大学教養講座」振込用紙兼申込用紙に必要事項をご記入のうえ、最寄りの銀行の窓口よりお振り込み下さい。(機械振込はご遠慮下さい)
    3) ご入金が確認されましたら、公開講座受講証をお送りします。なお納入された受講料は、原則としてお返しいたしませんのでご了承ください。
申し込み・問い合わせ先:
    聖心女子大学入学広報室
TEL 03-3407-5076(直通)TEL 03-3407-5811(代表)内線647
※受講者へのお願い:
  車での入構はご遠慮下さい。
  登録された住所・氏名に変更が生じた場合は入学広報室までご連絡下さい。