第24回教養講座のご報告
2005年5月21日より6月25日(6月11日を除く)毎週土曜日に
恒例の教養講座が開催されました。
今回の統一テーマは「ジェンダー」を考える
本学の教授陣が各分野の視点から講義をしました。

  第1回
  5月21日
  目黒依子 本学非常勤客員教授

  「ジェンダー平等」への国際社会の取り組み
  第2回
  5月28日
  大塚美保 本学助教授 (日本語日本文学)

  文学史と女性
  第3回
  6月4日
  岩上真珠 本学教授 (人間関係)

  ライフコースとジェンダー
  第4回
  6月18日
  安達まみ 本学教授 (英語英文学)

  ジェンダーを読む
  第5回
  6月25日
  高橋惠子 本学教授(心理学)

  「性差」はいかに作られるか



                 募集概要(ご参考)


  平成17年度 春季教養講座  PDF版もご参照ください。  ⇒案内書 ⇒申込書

■開講のことば

 聖心女子大学は、マグダレナ・ソフィア・バラが1801年にフランスで創立した聖心女子学院の教育理念に基づいて、戦後、日本で最も早く1948年にスタートした大学の一つです。
 その教育理念は、一人一人の人間をかけがえのない存在として愛するキリストの精神に学び、学業を修め、その成果をもって社会との関わりを深めることにあります。
 この教育理念に基づいて、本学は50余年、多くの優れた人材を育て、社会に送り出すとともに、研究と教育の成果をさまざまな形で社会に還元するための努力を継続してまいりました。
 「聖心女子大学教養講座」はその一つとして長い歴史を持ち、多くの方々の参加を得てきました。毎回、統一テーマを、時代と社会が提起する問題から選び、それを本学の豊かな教授陣が講師として多角的な視点から考察・提言し、皆様と共に考え、認識を深めることを目的としています。
 この講座が皆様にとって、興味深くまた有意義であることを願い、同時に本学のあり方についても知っていただく機会になることを期待します。
 今回も多数の方々の参加を願ってやみません。
聖心女子大学学長 山縣喜代

■統一テーマ  「ジェンダー」を考える
 今日、男女がともに参加し、貢献できるような社会が目指されていますが、「女性である」「男性である」ことは、従来、それぞれどのような特徴をもつと考えられ、またどのように表現されてきたのでしょうか?男女の生来の特徴とみなされてきた性差や性役割が、実は、社会のあり方に強く規定されたものであることが、近年の研究で次第に明らかにされてきました。ジェンダーとは、社会的、文化的、歴史的に形成された性差のことですが、「『ジェンダー』を考える」という今回のテーマは、ジェンダーの違いが、これまでどのように表明されてきたのか、新たな視座とはどのようなものかを考えることを通して、個人の尊厳が重んじられ、それぞれが個性的に「自分らしさ」を発揮できるような社会のあり方・個人の生き方を問いかけるものです。人が人として、十分に能力を発揮し、責任を果たしていくことができる営みのために、改めて「ジェンダー」の問題を考えてみませんか。

第1回 5月21日(土)10:30〜12:00
「ジェンダー平等」への国際社会の取り組み

目黒依子
聖心女子大学非常勤客員教授
内容(募集要項より)
 ジェンダー(社会的・文化的性別)概念によってつくられた社会の仕組みや慣習は、女性に対する多様な差別を生み出し、先進国・開発途上国の別なく女性の生き方の自己決定を困難にしています。30年にわたる「ジェンダー平等・開発・平和」をテーマとする国際社会の取り組みについて紹介し、日本の状況を考えます。

第2回 5月28日(土)10:30〜12:00
文学史と女性

大塚美保
聖心女子大学助教授(日本語日本文学)
内容(募集要項より)
 私たちが学校で学んできた文学史には、すぐれた文学者、すぐれた文学作品の名が並んでいます。「すぐれた」という評価の基準は、どのようにして出来あがっているのでしょうか?
 また、男性の文学者と女性の文学者の間で、評価のされ方に違いはあるのでしょうか?
 これらの疑問について、もう一度白紙の状態から考えなおしてみましょう。

第3回 6月4日(土)10:30〜12:00
ライフコースとジェンダー

岩上真珠
聖心女子大学教授(人間関係)
内容(募集要項より)
 近年、女性のライフコースが変化してきたといわれています。女性のライフコースはどのように変わったのでしょうか?また、なぜ男性のライフコースは変わりにくいのでしょうか。結婚、出産、子育て、仕事と家庭の両立、介護など、ライフコースにおいて生じる出来事を通じて、ライフコースの変化とジェンダーの問題を考えてみましょう。

第4回 6月18日(土)10:30〜12:00
ジェンダーを読む

安達まみ
聖心女子大学教授(英語英文学)
内容(募集要項より)
 私たちのジェンダー意識は、誤解や偏見を含め、幼いころから私たちをとりまく広義の文化によって構築されます。その意味で、絵本やおとぎ話はジェンダー意識を養う重要な鍵となります。英語圏の作品を中心に、審美的・道徳的・心理的な視点から検討することにより、文学とジェンダーの関係性を考察し、新しい双方向的な読みの可能性を探ります。

第5回 6月25日(土)10:30〜12:00
「性差」はいかに作られるか

高橋惠子
聖心女子大学教授(心理学)
内容(募集要項より)
 ジェンダー間の平等や公平を実現したいという市民の願いは確実に強くなっています。しかし、バックラッシュも強く、たとえば、「ジェンダー・フリー」という言葉は使わないと決めた自治体もあるほどです。性差をないがしろにしてはいけないと訴えています。そこで,性差とは何か、どのように作られるのかについて考えます。

※秋季教養セミナー開催のお知らせ
 10月中旬頃開催予定です。詳細については教養講座の本学ホームページでお知らせいたします。
■受講のご案内
会  場 聖心女子大学3号館「宮代ホール」(構内図参照)
受講料  全5回 3,000円(一般)1,500円(学生)(各回毎の受け付けはいたしません)
修了証書 全5回出席された方には修了証書を発行いたします。
定  員 200名
受講資格 どなたでも受講できます。
申込開始 平成17年4月1日(金)より
締め切り 申し込み順に受付、定員に達した場合は受付を終了させていただきます。
申込方法 1) 郵便局で定額小為替(3,000円分)を購入し、申込書といっしょに聖心女子大学入学広報室宛に送付してください。   ⇒PDF版 申込書
    2) 申込書と定額小為替が届きましたら、受講証をお送りします。
なお、納入された受講料は、原則としてお返しできませんのでご了承ください。
申し込み・問い合わせ先:
    聖心女子大学入学広報室
TEL 03-3407-5076(直通)TEL 03-3407-5811(代表)内線647
※受講者へのお願い:
  大学からの領収書は発行いたしませんので、定額小為替購入時の郵便局発行の領収書を保存しておいてください。
  車での入構はご遠慮下さい。