聖心女子大学

教育研究業績書

専任教員一覧に戻る



■英語英文学科 教授 中川 僚子(ナカガワ トモコ)
専門分野および専門テーマ  文学
取得学位 文学修士/MA in Modern Literature
学位取得大学 津田塾大学/University of Kent at Canterbury
最終学歴 津田塾大学大学院文学研究科博士後期課程英文学専攻単位取得満期退学
 

1. 教育活動
1-1 担当授業科目
年度事項
20152年英語1 D,基礎課程演習 4,英文学史概説2,2年英文演習8-1,3年英米文学演習2-1,3年英米文学演習2-2,4年英米文学演習2-1,4年英米文学演習2-2,(大学院)英語英文学論文演習Ⅲ-1,(大学院)19世紀英米文学研究Ⅰ-1,(大学院)19世紀英米文学研究Ⅰ-2
20162年英語1,英語の世界,基礎課程演習,英文学史概説2,英語基礎研究6-1,英語基礎研究6-2,2年英文演習8-1,2年英文演習8-2,4年英米文学演習2-1,4年英米文学演習2-2,英米文学特講4-1,19世紀英米文学研究Ⅰ-1,19世紀英米文学研究Ⅰ-2,英語英文学論文演習Ⅲ-1
1-2 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
項目年月日概要等
批判的思考力を養うグラフィック・オーガナイザーの利用2013年度~現在まとまった長さの英語の文章の組み立てを理解するために、読解の授業にグラフィック・オーガナイザーを多用している。英文をより正確に、かつ批判的に読解し、学生が自分の考えをまとめ、その考えを論理立てて、説得力豊かに論じるための補助となっている。
パワーポイント・プレゼンテーションの指導2013年度~現在4年生のゼミにおいて、毎回パワーポイントを使った英語によるプレゼンテーションをしている。担当回の英語による発表資料(パワーポイント・スライドおよびハンドアウト等)については、メールを利用して事前指導(質問への回答、英文のチェック、内容についての助言等)を行うことで、発表の質を高め、発表当日は内容に関する指導およびゼミ全体での討議に集中できるようにしている。
クリエイティヴィティを育てる文学教育2010年度~現在多様な学生の個性豊かな創造性と想像力を引き出し、文学作品により能動的にかかわることができるように、文学の授業に創作的な要素を取り入れてきた。具体的には、イギリスの劇団 ITCLの公演に合わせて、シェイクスピア劇についてグループに分かれて調べ、調べた内容をもとにパワーポイントを使ってポスターを制作し、公演に合わせて一般展示した。また、期末課題として、授業で学んだ文学作品に触発された「創作」(登場人物の手紙や日記、パロディ、続編、もう一つの結末等)とその「自作解説」という選択肢を設け、学生が自らクリエイターの体験をすることを奨励している。文学作品の設定や構成、言語上の工夫、人物描写をより能動的に理解するための動機づけとなり、作品世界のより深い理解が促されている。
リスポンス・ペーパーと授業評価2009年度~現在リスポンス・ペーパー(英語)は毎回すべて目を通し、すぐれたペーパーを次回授業の冒頭で紹介し、フィードバックをしている。授業内で理解がむずかしかった点については、再度説明を加え、質問があれば答えるなどで、学生の理解を一回一回の授業で確認している。双方向性が確保できることで、講義科目への学生の参加が積極的になる効果がある。また、リスポンス・ペーパーの記述および授業評価の自由記述は、自分自身の授業内容、進め方等の改善に役立てるように常に留意している。
アカデミック・ライティングへの導入教育としての英文リスポンす・ペーパー2009年度~現在パラグラフ・ライティングの基本に添った英語によるリスポンス・ペーパーの指導。講義の中で自分が問題意識をもったひとつのポイントについて、主張とサポートをする。ほぼ毎回の授業で課し、次の授業時に数例を紹介し、コメントしている。できるだけいろいろな学生の例を紹介していくことで、リスポンス・ペーパーを書くことに動機が生まれると同時により長い分量の英文を書くための練習の場となっている。
Moodleを使用したインタラクティヴな講義2012年度~2013年度100名を越える人数の講義科目に双方向性をもたせるためにMoodleを利用し、ポスター制作の指導を行った。30グループの作成した発表ポスターの英文の内容と表現、および画像について複数回のやりとりを経てポスターが完成した。また使用した参考資料、使用図版について、参考文献の書き方および剽窃を避ける方法についても指導した。作成したポスターは、公開講座をはさんで約一週間学内に展示し、一般に公開した。
1-3 その他教育活動上の特記事項
項目年月日概要等
導入教育におけるアカデミック・スキルズの配布プリント2014年度~現在1年次生に対する授業で、英文学の作品講読および討議と並行して、メール(依頼状)の書き方、パワーポイントのプレゼンテーションにおける効果的な利用法、レポートの書き方など基本的なアカデミック・スキルズを実践的に指導している。まず学生が自らの課題を発見するように促し、その後、独自にまとめた配布プリントを配布・確認することで学習内容の定着を図っている。
パワーポイント資料の作成2014年度~現在必修の講義科目において、講義のポイントを表す映像を多く取り入れたパワーポイント資料を作成し、多面的アプローチによる理解の定着を図っている。
ハンドアウトの作成2009年度~現在大人数の講義科目において、講義の構成とポイントを示したハンドアウトを配布し、理解の定着を図っている。

2. 大学及び学校法人における役職の経歴

3. 研究活動
著書・論文等の名称単著・
共著の別
発行または
発表の年月
発行所、発表雑誌
(及び巻・号数)、
発表・講演等のテーマ
及び内容等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入)
該当頁数
<著書>
『<日本幻想> 表象と反表象の比較文化論』共著2015年3月30日ミネルヴァ書房野田研一(編) 27-56頁
『文学から考える環境―エコクリティシズムガイドブック』共著2014年11月25日勉誠出版小谷一明、巴山岳人、結城正美、豊里真弓、喜納育江(編)      172-190頁
『日常の相貌―イギリス小説を読む』単著2011年8月20日水声社全257頁
『イギリス文化55のキーワード』項目執筆「探検ー世界の果てまで」「手紙/日記―「私」の声のありか」「大英博物館―人類の秘宝を集めて」共著2009年6月10日ミネルヴァ書房木下卓・窪田憲子・久守和子(編)28-31頁,100-103頁,228-231頁
『ラブレターを読む―愛の領分』共著2008年12月10日大修館書店中村邦生、吉田加南子(編)134-148頁
『フランケンシュタイン』 共編著2006年12月25日ミネルヴァ書房 久守和子・中川僚子 編
『<食>で読むイギリス小説 ― 欲望の変容』共編著2004年6月5日ミネルヴァ書房安達まみ、中川僚子(編)
『<インテリア>で読むイギリス小説 ― 空間の変容』 共編著2003年5月20日ミネルヴァ書房久守和子・中川僚子(編)
『ロレンス鑑賞事典』 共著2002年9月30日彩流社大平章、橋本清一、加藤英治、武藤浩史、小田島恒志(編)303-329頁
『旅するイギリス小説 ―移動の想像力』 共編著2000年3月25日ミネルヴァ書房久守和子・大神田丈二・中川僚子(編) 
<論文>
「生命の境界域をみつめる―変革期の日本と『フランケンシュタイン』の「怪物」表象―」単著2015年3月『科学研究費補助金による共同研究報告書 課題名『文学的交感の理論的・歴史的考察――「自然―人間の関係学」』野田研一(編)
Naming the Unnameable: Monstrosity and Personification in the First Japanese Translation of Frankenstein and its Illustrations単著2014年12月POETICA 雄松堂Tomoko Nakagawa 95-113頁
「イギリス小説と〈日本幻想〉――キプリングとアングロ・ジャパニーズ様式を手掛かりに」単著2011年3月1日『科学研究費補助金による共同研究報告書 課題名〈日本幻想〉の研究――表象と反表象のダイナミックス』野田研一(編)73-81頁
「エコクリティカル・ジェイン・オースティン――C. ブロンテ、D. H. ロレンスの批判を越えて」単著2010年7月20日『水声通信』第33号 水声社 170-177頁
「廃物を見つめるカズオ・イシグロ―ゴミに記憶を託す」単著2008年11月10日『水声通信』第26号 水声社86-107頁
「『何かがいる』という感覚―D. H. ロレンスと自然」単著2008年6月10日『水声通信』第24号  水声社 76-85頁
「衣装小説としての『ダロウェイ夫人』―クラリッサの身体意識」単著2008年1月『清泉女子大学紀要』 第55号109-125頁
<発表・講演等>
人工/自然と<怪物>的なるもの―日本におけるメアリ・シェリー『フランケンシュタイン』の受容史から―単独2013年8月31日ASLE-Japan/文学・環境学会
<国際会議>
A Ventriloquist Speaking in his/her Own Voice: The Translation and Illustrations of Frankenstein in the Meiji Japan単独2016年3月18日American Comparative Literature Association (ACLA), Boston, U. S.Tomoko Nakagawa
Romantic Landscapes: Kiyochika’s Ukiyo-e Woodblock Prints and C. D. Friedrich’s Oil Paintings    単独2015年7月19日British Association for Romantic Studies (BARS), Cardiff, U. K.Tomoko Nakagawa
A Nameless Creature Personified: The First Japanese Translation of Frankenstein and its Illustrations 単独2014年6月14日North American Society for the Study of Romanticism (NASSR), Tokyo, JapanTomoko Nakagawa
The Frankenstein Monster Transformed/Translated単独2013年7月25日British Association for Romantic Studies (BARS), Southampton, U. K.Tomoko Nakagawa
The Story A Chair Tells: Interior/Exterior in D. H. Lawrence 単独2003年7月1日The 9th International Conference on D. H. Lawrence, Kyoto, Japan Tomoko Nakagawa
<事典項目>
『ミネルヴァ英語文学事典』 編集委員
D. H. ロレンス、キャサリン・マンスフィールド、ジーン・リース、H・ライダー・ハガード、ハニフ・クレイシ、ブルース・チャトウィン、多文化主義、ブッカー賞ほか全12項目執筆
2007年4月ミネルヴァ書房木下卓、窪田憲子、高田賢一、野田研一、久守和子(編)
『たのしく読める英米青春文学-作品ガイド150』チャールズ・ディケンズ『大いなる遺産』、グレアム・グリーン『ブライトン・ロック』、ジーン・リース『カルテット』、イアン・マキューアン『異邦人たちの慰め』執筆。2002年3月ミネルヴァ書房 高田賢一・中村邦生(編)
『たのしく読めるネイチャーライティング-作品ガイド120』 D. H. ロレンス『不死鳥』、ピーター・コンラッド『山の背後』執筆。2000年10月20日ミネルヴァ書房ASLE-Japan/文学・環境学会(編) 
<記事>
カズオ・イシグロと長崎の記憶単著2011年4月広島日英協会
音読で味わうジェイン・オースティン 単著2007年10月大修館書店『英語教育』
<書評>
阿部公彦著『善意と悪意の英文学史』(東京大学出版会)単著2015年12月11日『週刊読書人』5頁
北川扶生子著『漱石の文法』(水声社)単著2012年8月24日『週刊読書人』4頁
廣野由美子著『一人称小説とは何か』(ミネルヴァ書房)単著2011年9月30日『週刊読書人』
水間千恵著 『女になった海賊と大人にならない子どもたち』単著2009年10月『週刊読書人』
エリザベス・ボウエン著 太田良子訳 『リトル・ガールズ』(国書刊行会) 単著2008年10月31日『週刊読書人』
ラドヤード・キプリング著 橋本槇矩・高橋和久編訳   『キプリング・インド傑作選』(鳳書房)単著2008年7月4日『週刊読書人』
島崎はつよ著『ジェイン・オースティンの語りの技法を読み解く』(開文社)単著2008年6月日本ジェイン・オースティン協会『ジェイン・オースティン研究』
加藤洋介著『D. H. ロレンスと退化論―世紀末からモダニズムへ―』 (北星堂)単著2007年9月28日『週刊読書人』
玉井暲・新野緑共編 『〈異界〉を創造する―英米文学におけるジャンルの変奏』(英宝社)単著2007年3月30日『週刊読書人』
斎藤兆史・野崎歓著『英語のたくらみ、フランス語のたわむれ』 (東京大学出版会)単著2004年12月大修館書店『英語教育』
津島佑子著 『快楽の本棚』 (中公新書)単著2003年3月21日『週刊読書人』
蛭川久康他編 『ロンドン事典』(大修館書店)単著2002年10月大修館書店『英語教育』
カズオ・イシグロ著 『わたしたちが孤児だったころ』(早川書房)単著2001年8月31日『週刊読書人』
津島佑子著『笑いオオカミ』(新潮社)単著2001年2月2日『週刊読書人』
飯田操著『川とイギリス人』 (平凡社) 単著2000年7月英日文化協会 『英日文化』 
木下卓・笹田直人・外岡尚美編『多文化主義で読む英米文学』 (ミネルヴァ書房)単著2000年2月18日『週刊読書人』

4. 学会等及び社会における主な活動
4-1 学会活動
年月日概要等
2015年11月~現在American Comparative Literature Association会員
2013年4月~現在British Association for Romantic Studies会員
2006年6月~現在日本オースティン協会会員
1995年4月~現在ASLE-Japan/文学環境学会会員
1985年4月~現在日本ロレンス協会会員
1985年4月~現在日本英文学会会員
2011年9月~2013年8月ASLE-Japan/文学環境学会 会誌編集委員長
2009年9月~2011年8月ASLE-Japan/文学環境学会 会誌編集委員
2002年4月~2005年3月日本ロレンス協会評議員




Copyright(c), University of the Sacred Heart,Tokyo All rights reserved.