授業概要 |
質問紙調査法の概要と実施方法を学ぶ。小グループによる実習形式で質問紙調査を行い、研究テーマの設定、質問項目の作成、回答者の募集、実査、データ入力、単純集計、データ分析、結果の解釈、報告書の作成という一連の理論と手順を学ぶ。加えて、グループでの調査結果を発表資料としてまとめ、結果報告会で発表する。これらの学習を通じて、卒業研究に必要な技術を身につける。 |
課題・評価 |
調査を進める際の宿題や結果発表会への取り組み、グループの発表資料(各箇所の担当者名明記)により評価する。 |
テキスト |
配布するプリントを教科書代わりにして授業を進めるので、プリントはファイルして毎週持参すること。 |
参考文献 |
『心理学マニュアル 質問紙法』(鎌原・宮下・大野木・中澤、1998.北大路書房) |
受講生への要望 |
実習科目なので、出席や宿題への取り組みを重視します。また、私語は禁止です。グループ毎に話し合う場面以外では静かに授業を聞き、質問があったら手を挙げて下さい。 |
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授業計画 |
社会調査法で扱う"質問紙調査"とは、心理学や統計学の知識に基づくきちんとしたアンケート調査のことです。マーケティング会社による市場調査や、広告代理店が行うCMの好感度調査、新聞社の世論調査などにも、質問紙調査が用いられています。この授業では、特定のテーマについて実際に質問紙調査を行います。質問項目の作り方、集計や分析のしかた、結果の読み取り方、考察のしかた等の実習を行い、それらの結果を発表し、レポートにまとめます。
1.質問紙調査とは何か 2.質問紙と質問項目の作り方 3.グループ分け・テーマの設定 4.質問項目の作成 5.質問紙の作成 6.質問紙調査の実施・回収 7.データ入力・単純集計・図表の書き方 8.統計解析について(因子分析等) 9.SPSSによる分析1 10.SPSSによる分析2 11.分析結果の解釈 12.発表資料のまとめ方 13.結果報告会 |
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