2006 授業計画(抜粋)

コード DD12-01
系列 系列：東洋史
授業科目 中国近代史
副題 東アジアの中の近現代台湾
副専攻 史学副専攻　東洋史コース
担当者 味岡　徹
単位 4
期・曜時 通年 木3
対象学年 1(B)･2･3･4年
特記事項 　 　

授業概要
　台湾は1895-1945年の50年間日本の植民地統治を受け、第二次大戦後中国に返還された。しかし1949年に中国国民党政権が台湾に移転すると、大陸と台湾は激しく対立することになった。この対立は1970年代末以降緩和されたが、現在も解消されるにはいたっていない。
　この台湾の複雑な歴史を追いつつ、それが日本に語りかけるものは何かということを考えたい。
課題・評価
　１回のレポート提出と１回の筆記試験を課し、その評価を主にしつつ、出欠、研究論文の紹介作業などを加味する。
テキスト
　テキストは使わず、プリントを配布する。
参考文献
　授業の際に必要に応じて紹介する。
受講生への要望
　教室内では携帯電話・PHSに触れず、また音が出ないようにして下さい。
授業計画
１．日本領有までの台湾史(1895以前)。
２．日本の植民地時代(1895-1945)。
３．「台湾光復」と「二・二八事件」(1945-1949)。
４．国民党政府の台湾移転と統治体制の確立(1949-
1958)。
５．10年の強権政治(1959-1969)。
６．党外民主運動と将経国の改革(1969-1980)。
７．大陸の「統一」攻勢と民主化の進展(1981-1987)。
８．李登輝時代(1988-2000)。
９．陳水扁時代(2000以降)。
＊講義以外に、研究論文を数篇読む。
＊映画ビデオなどの視聴覚教材も数回使用する。

University of the Sacred Heart, Tokyo