コード AS12-01
系列 系列:総合現代教養(自由領域)
授業科目 脳科学の最前線
副題 (システムとしての脳と人間の心)
副専攻
担当者 茂木 健一郎
単位 2
期・曜時 前期 火1
対象学年 1(A)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 システムとしての脳の働きについて、現代の脳科学の知見を紹介しながら考えていく。とりわけ、感情や、コミュニケーション、創造性、社会的認知など、他者とのかかわりにおいて発揮される脳の仕組みについて最近の論文も参照しながら考察していく。神経経済学などの最新の研究動向も紹介する。
課題・評価
 レポート提出、及び最終試験による。
テキスト
 茂木健一郎「心を生み出す脳のシステム」(NHK出版)他
参考文献
 授業の最初に指示する。
受講生への要望
 最先端の内容を、やさしく解説します。脳についての事前の知識は必要としません。人間の知性や感情の本質は何か、興味を持っている方は受講ください。
授業計画
以下のトピックを中心に、脳科学の全体を網羅する。
(必ずしもこの順番で授業するとは限らない)

はじめに―脳とは何だろうか?
進化論の中の脳
神経細胞の構造と働き
神経伝達物質、活動膜電位、シナプス
脳の主な領域とその機能
脳科学の歴史
脳の活動をいかに測定するか
視覚系の働き(現代の錯視ルネッサンス)
感覚統合―身体イメージの問題
記憶のメカニズム―海馬、扁桃核、側頭葉
記憶のダイナミックな編集過程
言語の脳機構
現代の脳科学――システム論的転回
脳科学と認知科学
コミュニケーションの脳科学 (「心の理論」)
感情と偶有性(神経経済学)
神経細胞の自発的活動の機能的意義
意識とクオリア
進化心理学と脳科学
再び―脳とは何だろうか?

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