コード CG35-01
系列 系列:その他
授業科目 日本文化研究Ⅰ
副題
副専攻 C1
担当者 田中 博美
単位 2
期・曜時 前期 水2
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 文芸はもとより、茶道・華道・香道・水墨画といった日本の伝統文化と仏教に密接なつながりがある事は知っていても、では具体的に、日本人が仏教から何を採り入れたのだろうか。禅を中心にすえて、こうした問題をできるだけ多面的に考えてみたい。
課題・評価
 学年末にレポート
テキスト
参考文献
 鈴木大拙著北川桃雄訳『禅と日本文化』岩波新書
受講生への要望
 なるべく多くの伝統文化を取り上げるので、興味の持てた分野について積極的に調べたり考えたりして欲しい。そのための参考文献などについては個別に指導する。
授業計画
第1回 仏教の発生 インドの諸宗教と仏教
第2回 仏教の発展 大乗仏教の発生
第3回 中国の宗教 表向きの儒学 内向きの道教的世界
第4回 仏教の中国伝播 仏典の漢訳と偽経の作成
第5回 仏教の中国的展開 仏教受容と法難
第6回 禅宗の登場 達磨伝説の祖形
第7回 禅宗の発展 北宗禅・南宗禅あるいは漸悟・幀悟
第8回 中国の文化土壌 士大夫の世界
第9回 日本の仏教受容 聖徳太子以前
第10回 日本の仏教受容 護国仏教とその諸経典
第11回 日本仏教の展開 天台・真言の教理と貴族たちの
      期待
第12回 平安文学に見る仏教 漢詩や和歌に詠われた仏教
第13回 末法の認識と浄土への期待

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