コード DD15-01
系列 系列:東洋史
授業科目 西アジア近代史
副題 (近世イスラム社会の展開)
副専攻 D2
担当者 山口 昭彦
単位 4
期・曜時 通年 水3
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 アラビア語を話すスンニー派イスラム教徒の多い中東地域にあって、ペルシア語を国語とし、シーア派を国教とする点でイランは特異な国である。この講義では、こうした現代イラン国家の原型を作り出したともいえるサファヴィー朝(1501-1722)に焦点をあて、その歴史的意義をさまざまな角度から考えることで、現代イランやイスラム社会を理解する手がかりをつかむことをめざす。
課題・評価
 学期末ごとの筆記試験による。
テキスト
 講義の際に資料を配付する。
参考文献
 講義のなかで紹介する。
受講生への要望
 少しでも腑に落ちないことがあれば、遠慮せず質問なり、確認なりをしてください。教師にとって学生の質問ほどうれしいものはありません。
授業計画
前期:サファヴィー朝史研究の諸問題
1 多民族・多宗教社会イラン
2 サファヴィー教団
3 遊牧民と定住民
4 サファヴィー朝史概観
5 シーア派の定着
6 シャー・アッバースの改革
7 諸民族・諸宗教集団の統合
8 サファヴィー朝の対外関係

後期:サファヴィー朝をめぐる交易ネットワーク
1 サファヴィー朝時代の都市・農村・遊牧民概観
2 王朝と商人
3 大宰相シェイフ・アリー・ハーン・ザンギャネ
4 アルメニア人商人の活動
5 インド人商人の活動
6 オランダ東インド会社の活動

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