コード HB11-01
系列 系列:哲学・思想史
授業科目 哲学演習Ⅰ
副題 (心の哲学-哲学と心理学と精神病理学の接点ー)
副専攻 H1
担当者 米澤 克夫
単位 4
期・曜時 通年 金3
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 デカルト以来の心身問題ー心と身体はどのように関連しているかー、他人の心の認識の問題ー他人の心の認識はどのようにして可能であるかーという問題に関して現代の「心の哲学」という分野ではどのような議論が行われているかを学び、それが心理学や精神病理学などの研究(たとえば自閉症の研究)にどのように応用されているかを概観する。
課題・評価
 自分の担当した部分に関するレジメを作り、それをもとに報告し、他の参加者と質疑応答するという演習形式で行う。全体的に演習への貢献度によって成績をつける。
テキスト
 デカルト『省察』、サイモン・バロン=コーエン、長野敬他訳『自閉症とマインド・ブラインドネス』(青土社)、その他プリント(一部英語)。
参考文献
 石川幹夫『入門マインドサイエンスー心の科学をめぐる現代哲学の論争』(新曜社)、M・ブンゲ、米澤克夫他訳『精神の本性についいてー科学と哲学の接点ー』(産業図書)、広松渉『心身問題』(青土社)、茂木健一郎の一連の啓蒙的著作。
受講生への要望
 心について哲学、心理学、進化論、精神病理学、脳科学などの立場から総合的、かつ学際的に学びたい学生の参加を望む。哲学専攻の学生はもちろん、教育学、心理学、人間関係などの専攻の学生に参加してもらいたい。
授業計画
 課題・評価のところに書いてあるように、演習形式で行う。
 参考のためにサイモン・バロン=コーエンの本の目次を以下に書いておく。
第一章 心が見えないこと、心を読むこと
第二章 進化論的心理学と社会的チェス
第三章 心を読むことー自然の選択
第四章 心を読むことの発達ー四つの段階
第五章 脳はどのようにして心を読むのか
第七章 目の言語
第八章 心を読むことー未来への帰還

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