コード JH59-01
系列 系列:教育学・初等教育学
授業科目 教育学演習2-9
副題 (教育現象をジェンダー視点で問う)
副専攻 J1
担当者 鶴田 敦子
単位 2
期・曜時 後期 火2
対象学年 3年
特記事項

授業概要
 「男女平等」という古めかしく聞こえるこの言葉はもう過去のものになっただろうか。学校は男女平等を教えつつ、一方で不平等を教えてきたこと、また人々の無意識な言動が不平等を再生産していることは、今や常識となっている。「ジェンダー」とは、社会的・文化的な(形成された)性であるとされる。そうであるならば、ジェンダーは、有形・無形、あるいは、意識的・無意識的、あるいは、学校のみならず家庭・地域・社会・マスメデイアによるものなど、あらゆる場の教育という働きかけと切り離せない。ジェンダーという視点でさまざまな教育現象をとらえた時に、私たちの目には、何が映ってくるであろうか。本授業では、さまざまな教育現象を「ジェンダー」視点で、幼児から高齢者までの教育のあり方を問い直し、そのあり方を共同で探る。
課題・評価
 参加・発表報告・討議(質疑)・レポートによる
テキスト
 天野正子・木村涼子『ジェンダーで学ぶ教育』世界思想社、2003
参考文献
 ジェンダーに関する基礎的な文献を適宜紹介する。
受講生への要望
 ゼミは、①調べ・学習し②参加し③考え④自分の意見を述べ⑤他者の意見を批判的(非難とは異なる理論的・自主的な判断)に受け止め、⑥自分の意見を再構築する場である。
①~⑥に真剣に取り組んで欲しい。
授業計画
1、オリエンテーション・報告論文担当決定等
2、ジェンダーと教育に関する各自の問題意識の交流
 (自分自身の問題意識を鮮明にする。ここは十分な時間を割く予定)
3、15の論文にそって報告・討議
 (「ジェンダー」および「ジェンダーと教育」について何が見えるのか、何をみなければならないか  について深めていく)
4、「教育とジェンダー」というタイトルでショートスピーチを行い、討議する。
 (自分の経験や思いを理論化する。他者の意見に適切なアドバイスする)

Copyrights 2007 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ