コード MA13-01
系列 系列:I. English Studies
授業科目 英語史
副題 (現代英語の語彙、文法をさかのぼる)
副専攻
担当者 中村 幸一
単位 4
期・曜時 通年 金2
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 英文テクストの大意を把握しながら、適宜説明を加えつつ古英語より初期近代英語に至る英語の歴史を概観します。こちらからの一方的な講義ではなく諸君が自発的に文の論理関係を考え、また自ら取り組む練習問題等を含む授業にしたいと思います。なるべく直接原典や写本にふれる機会をつくります。
課題・評価
 年2回の試験と、間奏曲的レポート数回の質を総合して評価します。毎回出席はとりますが、ただ出ていればよいわけではありません:試験の点数がもっとも重要だと考えてください:だからといって、出なくてもよいということではありません。
テキスト
 David Crystal, The History of English.(金星堂)
参考文献
 中島文雄『英語発達史』(岩波全書)は高度ですが便利です。最もやさしいものに渡部昇一『講談・英語の歴史』(PHP新書)があります。トゥールとして『英語語源辞典』(研究社)は常に参照するとよいとおもいます。
受講生への要望
 辞書をよく引いて正確に英文を読んで下さい。英語のほか、フランス語・ドイツ語・イタリア語などのインド・ヨーロッパ語を最低1つは知っていないと授業が分かりにくい可能性があります。英語の歴史は外来語とのせめぎあいで、どうしてもヨーロッパ語に授業でふれないわけにはいかないからです。
授業計画
1 英語史序説・概略
2 英国人の起源
3 古英語の歴史・社会的背景
4・5 古英語の発音・綴字
6 キリスト教への改宗
7 (デーン人など)ヴァイキングの侵略
8 『ピータバラ年代記』の記述
9 古ノルド語起源の語彙
10 1066年:ノルマン征服
11・12 古英語の文学
13 古英語の文法・語彙
14 古英語から初期中期英語へ
15・16 初期中期英語:12・13世紀
17 北部方言、南部方言、ケント方言:14世紀
18 西中部方言:14世紀
19 東中部方言、ロンドン方言
20 チョーサー:14世紀後半
21 初期近代英語-標準英語の萌芽:15世紀
22 初期近代英語:16世紀、大母音推移
23 シェイクスピア、欽定英訳聖書
24 18世紀:ジョンソン博士の辞書、文法書

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