コード TG14-01
系列 社会文化学専攻(博士前期課程)
授業科目 比較文化研究特論Ⅳ
副題
副専攻
担当者 堀江 宗正
単位 4
期・曜時 通年 火1
対象学年 学部3・4年生も可
特記事項

授業概要
 比較宗教学・宗教研究や他の関連分野における最近の理論的動向を取り上げ、「宗教」という概念の西洋近代的な特殊性や、「比較」という方法の問題点、宗教学の本質論的偏向を明らかにする。また理論的関心のみならず、現代における宗教研究の実践的課題として、宗教の多元的状況や、「見えない宗教」、スピリチュアリティとの関わり方などにも、目を向けさせる。
課題・評価
 平常点
テキスト
 島薗進他編『キーワード宗教学』の第III部を用いる。また、そこで参考文献として取り上げられているもの。
参考文献
 授業中に提示
受講生への要望
 高度な宗教学理論を理解し、議論する能力を養うために、多くの時間を費やすこと。発表はハードだが、必ず力がつくので、熱心に取り組んで欲しい。
授業計画
 テキスト『キーワード宗教学』第III部「宗教に距離をとって問う」を用いて、受講者にクリティカル・リーディングとパラグラフ・ライティングを用いた発表を課す。

参考:『キーワード宗教学』第III部の目次
12 「宗教」概念と宗教学
13 宗教を心理において問う
14 宗教を社会において問う
15 宗教を思想において問う
16 新しい問いと宗教学
終章 宗教学の実践

 テキストは見開き2ページで一つの問いが冒頭に掲げられ、それに対する著者の解説が書かれている。発表者は、著者の見解を要約し、それを批判し、自分の見解を展開し、結論を述べる。それを4000字の文章にまとめる。構成は、発表の目的400字、テキストの要約800字、テキストの批判1200字、私の見解1200字、結論400字である。それとは別に、本文のアウトラインを冒頭に記す。各パラグラフに1行以内の項目アウトラインとなるようにする。また、テキストの章末および巻末の参考文献で関係のあるもの1点につき100字程度の紹介文を書く。

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