コード CA62-01
系列 系列:日本文学
授業科目 日本文学史Ⅱ
副題 (平安朝文学の史的展開)
副専攻 C1
担当者 原岡 文子
単位 2
期・曜時 後期 月3
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 「文学史」とは何か、という問いを頭の隅に置きながら、『源氏物語』を頂点とする散文の作品を中心に、平安朝の文学史的展開を顧みたい。上代からの流れも、なお射程に入れつつ考察を進める予定である。
課題・評価
 筆記試験による。
テキスト
 犬養廉・野口元大他編『年表資料中古文学史』(笠間書院)
参考文献
 鈴木日出男・藤井貞和編「日本文芸史 古代Ⅱ」(河出書房新社)
受講生への要望
 教室ではごく一部の作品にしか触れられないのでできるだけ多くの平安朝の作品を、各々が通読してほしい。
授業計画
1.文学史の概念と時代区分について。
2.平安朝の文学を考える上での基本的な事柄を、歴史、文化との関わりの中でまとめる。
3.「桜」の表現を軸に、上代から中古、『源氏物語』への流れを概観する。またその後、近代に至る「桜」の捉え方の系譜にも触れたい。
4.平安文学と女性。(小町・『伊勢集』・『蜻蛉日記』・『枕草子』・『紫式部日記』・『更級日記』などを扱う。)
5.伝奇物語の系譜について。(最初の物語としての『竹取物語』を中心に考察する。)
6.歌物語の系譜について。(『伊勢物語』・『大和物語』など)

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