コード CC11-01
系列 系列:日本文学
授業科目 古典文学演習Ⅰ
副題
副専攻 C1
担当者 石田 千尋
単位 4
期・曜時 通年 金3
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
テーマ
 本科目では、奈良朝に成立した歌集『万葉集』に収載された歌の表現を丁寧にたどりながら、一首一首の主題とその背後に広がる万葉の精神風土を探ってゆく。
課題・評価
 学年末にレポートを課す。評価は、出席状況を最重視し、発表内容・レポートを総合して行なう。
テキスト
 佐竹昭広・木下正俊・小島憲之『万葉集本文編(補訂版)』(塙書房)/坂本信幸・毛利正守『万葉事始』(和泉書院)
参考文献
 『万葉集』の諸注釈書
受講生への要望
 チャレンジ精神と楽しむ心をもって臨んでもらえることを期待する。なお、この科目の受講希望者は事前に研究室で所定の手続きを済ませること。
授業計画
 今年度は、前期万葉の時代の天皇・皇后・皇子・皇女らがうたったと伝えられる儀礼歌・恋歌、そして後期万葉の時代に大伴家持が詠んだ歌々を取り上げ、それぞれの表現の特徴や歌の真意を探ってゆく。
 具体的には、受講生各自が担当する歌を選び、毎回一名ずつの研究発表を中心に討議を行ない、メンバー全員で歌の読みを深めてゆく。研究発表にあたっての調査方法や発表資料(レジュメ)作成のポイントについては、あらかじめ丁寧にオリエンテーションする。
 1300年以上ものはるかな昔に生まれた歌々から、その時代に生きた人々の<心の声>にじっくりと耳を澄ます演習になればと考えている。

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