コード DD14-01
系列 系列:東洋史
授業科目 東南アジア史
副題 (東南アジア美術史)
副専攻 D2
担当者 伊東 照司
単位 4
期・曜時 通年 月1
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 東南アジアの国々には、どんな巨大遺跡があるか。また古き美術があったか。それらの偉大性をスライドを用いて紹介していく。講義の主旨は、それらの遺跡に残された美術が語る英知と、そこに見る物語を伝える。美術の歴史的な展開も述べるが、各国が誇る代表的な文化遺産、そこに見るジャータカ、アヴァダーナ、ギーター等を説く。
課題・評価
 ①出席数、②筆記試験、③タイ天人図模写とをもって、総合的に評価する。
テキスト
 東南アジア美術史(拙著)
参考文献
 ボロブドール(拙著)
 アンコール・ワット(拙著)
受講生への要望
 早起きし、遅刻しないように。
授業計画
 (1)東南アジア美術史の流れとその性格。(2)インド本生話美術の原流サーンチー:布施と孝養。(3)アジャンター石窟とジャータカ壁画:孝養。(4)インドネシアの中部ジャワ期美術:ムンドゥ寺。(5)ボロブドールと『ラリタヴィスタラ』の英知。(6)ボロブドールの天女マノハラ純愛物語。(7)ロロジョングラン寺のラーマーヤナ物語。(8)東部ジャワ期の遺跡とクンジャラカルナ地獄訪問物語。(9)スリランカ美術史概説:シーギリヤ壁画の天女。(10)ミャンマーの幸福論『マンガラ・スッタ』とシュウェダゴン仏塔。(11)バガン王朝の王たちと古都バガンの古寺。(12)古都マンダレーとその周辺の古寺。(13)古都跡ナコーン・パトムとドヴァーラヴァティー王国美術。(14)タイ美術の誕生:スコータイ王朝。(15)古都アユタヤーと山田長政の生涯。(16)バンコク王朝美術と王宮寺院壁画『ラーマキエン』物語:正義と貞節。(17)ラオスの古都ルアパバーンと名曲「チャンパの花」。(18)クメール彫刻の展開とアンコール遺跡。(19)アンコール・ワット:第一廻廊の天界と地獄。(20)ジャヤーヴァルマンⅦ世王と白馬救済物語。(21)ベトナムのチャム遺跡。(22)安南国の古寺と古都フエの陵墓。(23)フィリピンの近代絵画とサン・オーガスチン教会。(24)マレーシアの回教古モスク。
 なお春に東京国立博物館と上野東照宮へ、秋に芝増上寺仏足石と大倉集古館「インドネシア更紗展」への学外見学が含まれる。

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