コード EG15-01
系列 系列:人間関係
授業科目 文化人類学特講5
副題 (「ことば」の文化人類学)
副専攻 E1
担当者 棚橋 訓
単位 2
期・曜時 前期 木4
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 本年度は「ことば」の文化人類学について講義していく。われわれが生きる世界をつくりあげている「ことば」に関する文化人類学の諸理論と諸研究について概観しながら、「ことば」と文化、あるいは、「ことば」と生活世界の関係について議論していきたい。身近な「ことば」の特質だけではなく、「ことば」と環境保全の関係など、グローバルな「ことば」の問題についても触れたいと考えている。
課題・評価
 出席(20%)と前期末筆記試験(80%)による総合評価。前期末筆記試験は自筆ノートと教科書の持込参照可で実施する予定。
テキスト
 鈴木孝夫『ことばと文化』岩波新書
参考文献
 講義時に適宜指示する。
受講生への要望
 初回講義時までに教科書を購入し、第2回講義時までに同書を通読しておくことが望ましい。授業時の質問および発言は、学習への積極的な取組みのあらわれと理解し、成績評価に加味する。
授業計画
1.はじめに: 授業目標と成績評価の方法。「ことば」とは何か。「文化」とは何か。
2.ことばの構造と文化の構造
3.人間のことば(自然言語)をめぐる総合的知見
4.サピアとウォーフ―言語相対論の思考
5.eticとemic―ことばをめぐる2つの視点
6.ことばの機能
7.カテゴリー化―モノの名前をめぐって
8.伝達―コミュニケーションの6つの基本要素
9.直接機能性―言霊・文字霊・アイデンティティ
10.ことばとジェンダー―言語資源論をめぐって
11.ことばと政治―同化と異化の言語政策
12.ことばの保全と自然の保全
13.総括

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