コード EH31-01
系列 系列:社会調査関連
授業科目 データ分析の基礎 A
副題
副専攻
担当者 小島 弥生
単位 2
期・曜時 前期 火3
対象学年 3・4年
特記事項

授業概要
 この授業では、質問紙調査や心理学実験などで収集されたデータを、どのように整理し分析するかについて、その方法を習得することを目的とする。最終的には、基礎的な統計資料の整理とデータ分析を、受講生が一人でこなせるようになることを目標とする。
課題・評価
 平常点(出席状況・授業内課題や宿題の提出状況、等)とテスト(PCを使ったデータ分析が中心)の2点から総合的に評価する。
テキスト
 テキストは特に指定しない。教員が用意する授業プリントを中心にして授業を進める。
参考文献
 参考文献は、授業内で適宜、紹介する。
受講生への要望
 教員の用意するデモデータを使って、受講生自身にデータの整理や分析を実体験してもらう。初心者でも分かりやすいように授業を展開する予定であるため、統計やPC操作に関する知識・経験が豊富である必要はない。
 PCを使ったデータ分析を中心とするため、授業はコンピューター室で行う。コンピューターの台数に限りがあるため、履修希望者多数の場合には、受講制限を実施する可能性がある。
 なお、将来的に社会心理学関連のゼミで卒業論文を執筆しようと考えている学生は、この授業および火曜4限開講の「多変量解析法A」を、3年次に履修することが望ましい。
授業計画
1 オリエンテーション
 第1回の授業で、履修に関する諸注意を説明する。履修希望者は第1回の授業に原則として出席すること。
 第2回~第8回の授業は、デモデータを用いて、下記に示すような基本的なデータの整理方法・分析方法を学ぶ。
2 調査データの整理方法1)データの入力、データチェック
3 調査データの整理方法2)図や表の作成:変数の種類別によるまとめ方の違いについて
4 調査データの整理方法3)基本統計量の算出:代表値および散布度について
5 2変数間の関係に関する分析1)クロス集計とカイ2乗検定
6 2変数間の関係に関する分析2)相関係数の算出と無相関検定
7 2変数間の関係に関する分析3)第3の変数の影響について
8 中間まとめ
 第9回~第14回の授業は、基本的なデータの整理・分析方法が理解できたことを前提に若干の応用分野の説明を行い、さらに、質的なデータに関する分析方法を取り上げる。
9 統計資料から文章表現へ
10 群間の平均値差について(t検定と分散分析)
11 因果関係の探究について
12 自由記述の分析について(コード化とカテゴリー化)
13 質的データの読み方とまとめ方
14 研究の目的とデータ分析との対応
15 テスト(実習)

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