コード LE40-01
系列 系列:心理学
授業科目 認知心理学特講10
副題 (神経心理学からみた心と脳)
副専攻 L1
担当者 柴崎 光世
単位 2
期・曜時 後期 水4
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 神経心理学は,脳損傷者の示す多彩な心の障害(高次脳機能障害)を手がかりとして,心と脳の関連性について検討を試みる心理学の一領域である.授業では,はじめに脳の解剖学や代表的脳疾患など神経心理学の理解に欠かせない基礎的知識を確認した後に,史的展開,研究法,種々の高次脳機能障害といった神経心理学の本論について講義していく.神経心理学における代表的研究成果をもとに,われわれの健常な心の営みとそれを支える神経過程について考えていきたい.
課題・評価
 学期末のレポートにより評価します.
テキスト
 教科書は使用しません.
参考文献
 朝倉心理学講座4 脳神経心理学 利島 保(編) 朝倉書店
受講生への要望
 本シラバス内に示した参考図書以外にも授業中に扱ったテーマと関連した参考図書・文献を適宜紹介する予定です.関心をもったテーマがあれば,こうした情報を利用しつつ,積極的に理解を深めてください.
授業計画
1.高次脳機能障害と神経心理学
2.脳の解剖学的基礎
3.脳を観る(脳の検査法)
4.高次脳機能障害を引き起こす脳疾患
5.心と脳の研究史・神経心理学の基本的考え方
6.視覚失認
7.半側空間無視
8.健忘症
9.失語症
10.前頭葉症候群
11.脳梁離断症候群
12.認知症
13.頭部外傷の高次脳機能障害

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