コード LE51-01
系列 系列:心理学
授業科目 認知心理学特講13
副題 (目撃証言の心理学)
副専攻 L1
担当者 嚴島 行雄
単位 2
期・曜時 前期 金5
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 目撃証言の心理学についての講義を行う。目撃証言は人間のあらゆる心理学的側面を反映する。その中でもとくに記憶の働きが重要な役割を演じている。本授業では、目撃証言の信用性を規定する諸要因について認知心理学の領域の研究成果を紹介し、人間の認知、とりわけ記憶がどのように歪むのか、実際の事件をも紹介しながら考察する。
課題・評価
 平常点としての出席、定期試験および課題レポートの結果によって評価する。
テキスト
 厳島行雄・仲真紀子・原聰「目撃証言の心理学」北大路書房
 ロフタス&ケッチャム「目撃証言」 岩波書店
参考文献
 渡部保夫監修「目撃証言の研究」北大路書房
受講生への要望
 是非裁判所に出かけて、刑事裁判を観察して欲しい。授業では適宜参考書を紹介するので、そちらも読んで理解を深めて欲しい。
授業計画
第1回:ガイダンス
第2回:目撃証言とはなにか
第3回:目撃証言研究の歴史的背景
第4回:1970年代以降の目撃証言研究
第5回:目撃証言に関与する様々な要因
第6回:記憶の区分に基づく要因の分類
第7回:目撃証言の心理学研究法
第8回;目撃証言における推定変数
第9回:社会心理学的要因
第10回;情動と記憶I
第11回;情動と記憶II
第12回;目撃証言におけるシステム変数
第13回:インタビューの方法

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