コード TA21-01
系列 日本語日本文学専攻(修士課程)
授業科目 中古文学研究
副題 (『源氏物語』を読みとく)
副専攻
担当者 原岡 文子
単位 4
期・曜時 通年 月4
対象学年 院生のみ
特記事項

授業概要
 昨年度に続いて、今年度は『源氏物語』須磨の巻を読む。古注以来の分厚い研究史を踏まえ、光源氏の須磨流離の意味を考えたい。なお主人公の都からの退去、という『源氏物語』の一つの山場にさしかかったこともあり、改めてここで『源氏物語』全体の仕組みや、現在注目されている問題点、研究の方法などを併せて、整理すること、また前年度より試みている『源氏物語』の女君たちをめぐる考察等も、講義形式を交えながら試みたいと考えている。
課題・評価
 各自の発表、討論、及び後期末のレポートなどにより評価する。
テキスト
 玉上琢弥訳注『源氏物語』(三)(角川ソフィア文庫)
参考文献
 中野幸一編『岷江入楚』(武蔵野書院)
 『源氏物語 湖月抄』増注(講談社学術文庫)
受講生への要望
 充分に調査した上での報告と共に、各自の積極的な討論への参加が望まれる。
授業計画
1.研究史概論。報告の割当の検討。
2.<導入>
  報告の方法について
  ・校異、古注から最新の注訳書までの比較検討。
  ・担当範囲より、一語を選び、索引等によって『源氏物語』全体の用例を調査する。
  ・問題点、まとめ
3.割当に従っての研究発表、質疑応答。
4.『源氏物語』の世界とその問題。全体像の構築に向けて。
5.『源氏物語』の女君たちをめぐる考察。

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